「すぐそこ」はじじの名(迷?)文句。ぴらにあが小学生~中学生の頃、家族でハイキングや旅行先でバスやタクシーに乗せてもらえなくて、「あとどれくらい?」と聞くと、じじは何の根拠もないのに必ずそう答えた。しかし、『すぐそこ』だった例しはなく、短くて30分、長くて数時間、重い荷物を持ってトボトボと歩くハメになる。「すぐじゃないんじゃない!」と文句を言うばばさん、でも自分で確かめることは絶対にしない。そんな両親に育てられたおかげで、早くから地図を読めるようになったのかな。な~んちて、超前向きに考えてみよう・・・
しかし、その『すぐそこ』にダマされ続けたからこそ、色々なモノを見たり聞いたり出来たのかも知れないと思う。車でスーッと通り過ぎてしまったら気にも留めない植物の名前もずいぶん覚えた。夏の暑い時期、山を歩いていると斜面にピンク色の絨毯が見えたらヤナギランとか、、シラカバの皮はよく燃えるとか、あんまり大きな声じゃ言えないけど天然の木の実は何が美味いのかとか。そんな山の探検を今ではちぴらとやっている。「あとどれくらい?」と聞くちぴらに、「すぐそこだよ!」と答えてみる。「じぃじじゃないんだから!」ち突っ込むちぴら、アンタよくわかってんじゃん・・・
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【日本国道最高地点の渋峠は標高2,172m、長野県と群馬県の県境になっていてホテルの建物も半分こ。固定資産税はどうなっているんだろう、やっぱ両方かな?】
【渋峠から横手山には登らず、標高差300m下の芳ヶ平(よしがだいら)湿原を目指す。約3Kmの山道というより、岩ゴロゴロで水のない川か滝か。でも見た目より歩きやすい・・・】
【ピッタリ1時間半で芳ヶ平に到着、もぅこの程度なら文句は言わなくなった若旦那。でも、「草がチクチクして痛いから木道はイヤ!」って、せっかく地塘(湿原の中の池)巡りをしようと思ったのに・・・】
【ぴらにあの小学生の頃からあった湿原の山小屋。当時はおじいさんとおばあさんが二人でやっていて、メニューは山菜そばかうどんか、氷が入ってないジュースくらいしかなかったけど、超冷たくてうまい湧き水はよく汲ませてもらった・・・】
【山小屋の中に入ってビックリ、シャレた喫茶店になってるんじゃん。もっと驚いたのはココでアイスが食えるの?。「だって、家でハー○ンダッツとか食べたいじゃない!」ってお母さん、ジープ飛ばせば草津のコンビニまで1時間だもんなぁ。ぴら家より便利かも・・・】
【帰りはダラダラ登りで白根山へ、硫化水素ガスで草木が生えないのでアノ世の入り口みたい。この辺は入道沢といって雷雲の通り道、たま~に自分の立っている場所よりも下で稲妻が見える。で、近くに落ちると「ドカン!」じゃなくて「シャッ!」と音がする。そんな命がけの体験も「すぐそこ」のおかげ?】
【白根山のレストハウスまで戻ってくると、高山植物のヤナギランがお出迎え。このピンクの絨毯を見ると、夏の山に来たな~という感じがする。でもランとは名ばかりでマツヨイグサやツキミソウ(アカバナ科)の仲間、他の草が生えない荒れ地にも対応しやすい植物らしい・・・】
【山の温泉で6ちゃいを迎えた若旦那、なんとじじ&ばばがケーキを用意していてくれた。わざわざホテルのパティシェに注文したんだとか、特製のプレートまでついちゃってスゴイなぁ。あの、ぴらにあの時もロウソク41本でお願いします・・・】