沖縄国際アジア音楽祭musix2012初日の最初を飾った、津田大介さんのミュージックス・カンファレンス 基調講演「音楽を取り巻くソーシャルメディアの環境」と、パネルディスカッション「海外進出のすすめ~ミュージシャンの未来について考えよう!!~」、それに続く懇親会へ参加してきた。

津田さんは「情報発信をしないところには何もリターンがない、と思っていますから」という言葉を引用して、決めの部分に持ってきていた。
これを見てあらためて思ったこと。それは「Facebookを活用するってことは、直前にイベントを告知するってことじゃない」ということ。Facebookなら直前にを告知することもできるけど、それだけで自動的に集客が見込めるツールじゃないってこと。
直前にひとこえかけてまとまった集客ができるようになるには、それなりのファン層の醸成が必要なわけで、それに向けてはFacebookを含めたいろんなアプローチが必要だ。
メディアへのプレスリリース、公式サイト、ブログ、チラシといった従来型の手法の重層的な活用があって、最後の一押しにTwitterやFacebookなのではないだろうか。Facebookでの直前の告知だけで集客できるようになるには相当の母数が必要だ。
それに、それだけの母数があったとしても、もし直前まで何も告知していないとすれば、それはそれでファンサービス的に問題なのではないだろうか。あなたのイベントに行きたいと思っているひとに対して、広報の不備から見に行く機会を提供できていないのだから。
Facebookからのイベントへの「招待」に対して、「その日は仕事で行けません。残念です」といった返事の多いことが気にかかる。社交辞令の人もいるだろうけれど、この人達の何割かは、あと一週間、あと半月早く伝えていれば、都合を付けられたのかもしれない。
毎月イベントデータを集めていると思う。放置された公式サイト、掲示板、ブログ、などなどの累々たる様子。活躍しているミュージシャンは、プロフィールとスケジュールがメンテナンスされた公式サイトがあり、その上で、TwitterやFacebookを楽しんでいるように見える。
だから、長期短期に渡り、いろんな段階で情報を目にする機会が多くなる。結果として、ツールや手法は新しくなっても、情報が伝わる構造はそんなに変わらないように思う。
そして結局何よりも重要なのは、イベントの中味。イベントに満足してもらって、次に来てもらわなければ、ファン層の醸成にはつながらない。なので、アーティストは中味の充実に専念して、広報やマネージメントを担う、津田さん言うところの“ニューミドルマン”との出会いが重要ということになる。これも従来の世の中の仕組みと変わらない。
中味があって、それを重層的に伝えて、会場に聞くれた人を満足させて、次へのリピートにつなげる。それをアーティストとスタッフが、協力して組み立てていく。Facebookはその一部の段階に便利なツールなだけで、すべてを解決してくれる革命的なツールじゃない。
と、ミニコミ誌とかタウン誌とか言われる紙メディアの登場から、パソコン通信、インターネット、などなど、20年くらいいろんな移り変わりを見てきた人間として思う。

津田さんは「情報発信をしないところには何もリターンがない、と思っていますから」という言葉を引用して、決めの部分に持ってきていた。
これを見てあらためて思ったこと。それは「Facebookを活用するってことは、直前にイベントを告知するってことじゃない」ということ。Facebookなら直前にを告知することもできるけど、それだけで自動的に集客が見込めるツールじゃないってこと。
直前にひとこえかけてまとまった集客ができるようになるには、それなりのファン層の醸成が必要なわけで、それに向けてはFacebookを含めたいろんなアプローチが必要だ。
メディアへのプレスリリース、公式サイト、ブログ、チラシといった従来型の手法の重層的な活用があって、最後の一押しにTwitterやFacebookなのではないだろうか。Facebookでの直前の告知だけで集客できるようになるには相当の母数が必要だ。
それに、それだけの母数があったとしても、もし直前まで何も告知していないとすれば、それはそれでファンサービス的に問題なのではないだろうか。あなたのイベントに行きたいと思っているひとに対して、広報の不備から見に行く機会を提供できていないのだから。
Facebookからのイベントへの「招待」に対して、「その日は仕事で行けません。残念です」といった返事の多いことが気にかかる。社交辞令の人もいるだろうけれど、この人達の何割かは、あと一週間、あと半月早く伝えていれば、都合を付けられたのかもしれない。
毎月イベントデータを集めていると思う。放置された公式サイト、掲示板、ブログ、などなどの累々たる様子。活躍しているミュージシャンは、プロフィールとスケジュールがメンテナンスされた公式サイトがあり、その上で、TwitterやFacebookを楽しんでいるように見える。
だから、長期短期に渡り、いろんな段階で情報を目にする機会が多くなる。結果として、ツールや手法は新しくなっても、情報が伝わる構造はそんなに変わらないように思う。
そして結局何よりも重要なのは、イベントの中味。イベントに満足してもらって、次に来てもらわなければ、ファン層の醸成にはつながらない。なので、アーティストは中味の充実に専念して、広報やマネージメントを担う、津田さん言うところの“ニューミドルマン”との出会いが重要ということになる。これも従来の世の中の仕組みと変わらない。
中味があって、それを重層的に伝えて、会場に聞くれた人を満足させて、次へのリピートにつなげる。それをアーティストとスタッフが、協力して組み立てていく。Facebookはその一部の段階に便利なツールなだけで、すべてを解決してくれる革命的なツールじゃない。
と、ミニコミ誌とかタウン誌とか言われる紙メディアの登場から、パソコン通信、インターネット、などなど、20年くらいいろんな移り変わりを見てきた人間として思う。