箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

箆柄暦がある日常

2013-09-10 12:01:00 | 箆柄日記
沖縄に住んでいれば、旅の行き帰りに空港で知り合いに会うことは珍しいことではない。

今回の大阪旅行でも、行きはあらかきたかしさん、帰りは関西国際空港で高江の安次嶺現達さんと一緒になった。

安次嶺さんは、『標的の村』の上映イベントで大阪に来ていたらしい。先日桜坂劇場で見た映画の中の姿より、幾分こざっぱりとしていたものの、すぐに本人だと気がついた。

さて、飛行機は無事那覇空港に到着し、私はその脚で北谷・よしの蔵で行われる、石垣勝治&堀内加奈子ライブへ向かった。暖簾をくぐってびっくり、安次嶺さんが客席に座っている。

聞けば、関空で挨拶したときに渡した箆柄暦『九月の沖縄』を機内で読んでいたら、本日、旧知の石垣勝治さんのライブがあると書いてあることに気がつき、久しぶりに会いたくなって店に来たのだそうだ。


ライブが終わり、楽しそうに酒を酌み交わす勝治さんと安次嶺さん、そして古くからのお友達らしき人も集まっていて、昔話に花が咲いていた。高江での安次嶺さんとは違った顔を見ることができた。

今までも、箆柄暦を見て偶然…、というようなことが時々あったけど、最近少しずつ着実に増えている。偶然を体験した人が、次にどこかで箆柄暦を手に取り、何かのライブに足を運ぶようになれば、それはもう日常の行為で、出会いは必然として起こり続ける。

箆柄暦がというより、私たちが集めている情報が、当たり前にそこに在り、もっともっと多くの人に日常的に参照される存在になりたい。

みんなの出会いの機会が見落とされないで行われますように。