箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

情熱は海人へ、そしてサンゴへ

2007-09-07 16:13:19 | 箆柄日記
先日、『情熱大陸』で海人写真家として全国に紹介された古谷千佳子さんの写真展『海からのおすそわけ』がカフェユニゾンで開催中。トークイベントへ行く。会場には古谷さんの作品が並べられている。この日のために500部だけ早刷りして間に合わせた2008年カレンダー『海人暦』など、古谷グッズの販売コーナーも設けられていた。

トークイベントの第1部は、古谷さんの作品のスライドショーと海人解説ではじまった。初めは海人達の漁に生きる姿のかっこよさに惹かれた彼女だったが、やがてそれを支える女性や家族との暮らしも含めて「海人」なのだと思うようになったとか。ここ印象に残った。


第2部は、サンゴの植え付けを行っている海の種代表金城浩二さんを迎えてのトーク。先日、古谷さんも参加してのサンゴの植え付けの様子を、水中カメラマンの長田勇さんの撮った映像を見ながら聞く。

1個3400円のサンゴの種をサンゴに植え付ける地道な作業。金城さんはこれを商売として成り立つようにしたいと考えているという。「サンゴの植え付けは儲かる」という風になれば、たくさんのサンゴ植え付け業者が現れ、コストが下がり技術が向上し、サンゴが復活すると考えている。面白い。

そうして自然を守るというよりも、自然を作るということをしていかないと、次の世代が沖縄で暮らしていくときに、何を誇りに生きていけばいいのか分からなくなると語っていた。

他にも、サンゴの植え付けを通じて、自分の生き方に自信を持てるようになった。自分を好きになれたというような、サンゴの他の話も面白かった。

箆柄暦を渡したら、いきなり「この天描画家さんの作品見て感動したことがある」と大城清太君の事を指さした。おもしろい縁だなと思った。

三枝さんに、「ユニゾンや桜坂劇場がやっていることも、次の世代のために種をまいているって意味で似てますね」というと笑っていた。

追記:
サンゴの種を買いたい人は、有限会社海の種(TEL:098-934-3004または、maril:info@seaseed.com)までお問い合わせ下さい。
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セレクト古書『ふくら舎』オープン

2007-09-06 14:31:04 | 箆柄日記
桜坂劇場の中に、セレクト古書店『ふくら舎』がオープンした。そのお披露目の会に行く。

桜坂劇場にセレクト古書店『ふくら舎』オープン。

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ようやく琉球映画『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』をみた。

2007-09-05 14:39:51 | 箆柄日記
10月27日からの桜坂劇場公開を前に、琉球映画『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』のマスコミ試写に行く。これまでも何度か試写が行われたようだが、ようやく見ることができた。面白かった。

琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』試写会に来ています。

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沖縄芝居の若き姿

2007-09-04 15:00:42 | 箆柄日記
国立劇場おきなわで行われた、第9回 公演記録鑑賞会 琉球歌劇『辺土名ハンドー小』上映を見に行く。1968年2月、国立劇場(東京)小劇場にて上演された、沖縄芝居の様子を収録したもの。


若き日の兼城道子がハンドー小、船頭主役に真喜志康忠、村の若者に大宜見小太郎や八木政男、北村三郎も出ていた。地謡に登川誠仁も参加していて、たぶん「小浜節」とかはそうだったと思う。

今の若い人には「沖縄芝居=おばーの見る芝居」というイメージがあると思うけど、全盛期のスターたちはもちろん若かったわけで、観客も若かったはず。

ようするに当時はまだ若かったおばー達世代の青春期に流行った芝居の形なのだということが、出演者達の溌剌とした芝居を見ているとよく分かる。毛遊びのシーンなんて、ほんとにかっこいいのだ。

最後の2分のフィルムが紛失してしまい、映像無しで音だけが流れた。けど芝居の言わんとしていることはちゃんと伝わってきた。沖縄芝居って、けっこうアンハッピーエンドだったり、グロテスクな終わり方する噺も多い。

兼城道子さんの化粧を見ていたら、やっぱり武三さんのメイクと似てるなと思った。武三さんは兼城道子さんに憧れて沖縄芝居の道に入ったといっていたから、似ていて当然か。

国立劇場おきなわで、いつも箆柄暦に情報を送って下さるスタッフの方にあいさつ。これも今日の目的のひとつ。今まで情報を介してのつながりしかなかった皆さんに、ちゃんと会っておきたいというのが最近の気持ちなのです。
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コザ周りは好評だった

2007-09-02 12:13:28 | 箆柄日記
また箆柄暦の話で申し訳ない。

午後遅めに家を出て、箆柄暦『九月の沖縄』を配りにコザ周りに行く。今回から冊子から紙一枚のスタイルに戻ったので、どんな反応があるのか心配だったが、概ね「こっちのほうがいいよ」という意見でホットした。

判型的にはA4になったし紙が厚めなのでむしろ冊子でペラペラだった今までより豪華になったようにも見えるようだ。しかし、かえって紙一枚の方が厚くなってしまったので、送料とのかねあいで来月どうするかまた思案中。

それに、なんといっても携帯版『箆柄暦モバイル』のインパクトが強い。かなり反応がいい。携帯でいつでも見られるというのはやっぱり便利だ。自分でも使っていてそう思う。

帰りがけに、沖縄全島エイサーへ行く。この時も、21時までやっていることを確認してからあわてず行動できた。

全島エイサー、栄口青年会エイサー熱演中。

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