とうとう奈良での最後の日となってしまいました。
ホテルでの朝食もゆっくりと取って、荷物を送ってもらい駅に向かいました。
近鉄奈良駅から何度となく通った道を通って、春日神社にむかいました。
春日神社で毎朝行われている朝拝に参加する為です。
やっとギリギリで間に合いました。参加者は私たちの他には男性が二人おりました。
あとで知ったのですが、男性二人は毎朝参加しているとのことで
地震に合った人たちの為にお祈りしているとのことでした。
渡された拝司を三度読み上げます。
当然のことながら巫女さんを初め神主さんたちはすらすらと暗唱しております。
わたしは目で追うのが精いっぱいです。
朝拝が終わるとそれぞれの神社をお参りいたします。
よろしかったらご一緒にいかがですか?との誘いを受けたので
神主さんと一緒にお参りをさせていただきました。
それにしてもたくさんの神社があります。
お参りが終わった後で、
ひとりの神主さんがそれぞれの神社のいわれや境内など案内がてら説明してくださいました。
神社のあれこれ、神話のこと、神社の行事など、この祭だからと何でも尋ねてみました。
お札やお守りの期限は?などということまで・・・
とてもとても丁寧に親切に教えていただいて、ありがたかったです。
いつかまた春日神社に行くことがあったら、是非お会いしたい神主さんです。
それまで春日神社にいて欲しいなぁ~・・・

少し早めの昼食を・・・と思って境内にある茶屋で古代米のお粥をいただきましょ!と決めていたのですが
なんと なんと!この日はお休みでした。
ので 神社の近くのお店でうどんをいただいて近鉄奈良駅から電車に乗って、薬師寺へ向かいました。
写経を納経するために写経場へ・・・前回のときのお坊さんがいらして・・・
”きょうはなぁ~あの東塔の一番上にある水煙をゆっくりと降ろしているんやで。”
と パンフレットを持ってきてこの部分や・・・と教えてくれました。
”その水煙いつか見れるんでしょうか?””さぁ~なぁ~”
”見たいです。今日帰るのでこっそりとみれないでしょうか?””わしらも見れるかわからんもんなぁ~”
などと小声で話しながら墨をすって・・・
前回よりは写経を書き上げるのも早くなって、納経も終わりました。
お坊さんにお礼を言って写経場を後にして、お薬師さんと日光月光菩薩にもう一度会いにいきました。
月光菩薩は相変わらずいいお顔をなさっておりました。
また いつかこうしてお逢いできたら・・・と思いました。
うれしいことに、また修学旅行生がおりました。ということは・・・またお坊さんのお話が聞けます。
おもしろかったですよ。そしていいおはなしで締めくくってくれました。
薬師寺近くの西の京から電車に乗って、京都に向かいひと休みをして・・・
お弁当を買ってこだまに乗って東京へ向かい、奈良への旅も終わりました。
奈良で出会ったたくさんの人にありがとう・・・です。
また奈良へ行くことがあったなら、もう一度お会いした人たちばかりです。
どうぞそれまでお元気で・・・

春日神社でのおみくじは大吉でした。