東京・京都・大阪で開催されてきた展示会。
新聞販売店でチケットをgetし、ウルトラセブンが大好きな同居人びおごん氏と一緒に観てきた。
円谷英二 特撮の軌跡展
横浜高島屋ギャラリー
子ども時代に円谷プロの世界に心を奪われた世代にはたまらないだろうな。という内容だった。
会場には「ゴジラ」や「ウルトラマン」シリーズに関する特撮技術を始めとしたあれやこれやが並んでいて、
貴重な絵コンテや日誌があったり、実際に使われた小道具や怪獣たちにも会えたりする。
すごかったのは、ウルトラマンの「悪魔はふたたび」という回で放送された、戦いのシーンを再現した大ジオラマ。
当時のオリンピック会場(国立競技場)が舞台となっている。
裏まで見ることのできるセットになっていて、怪獣に破壊された競技場の精巧なつくりなどに見入ってしまった。
しかも「今年は実際の国立競技場も解体されるんだな」と思ったら、ちょっとしんみり…
短編のドキュメンタリー映画もおもしろかった。
1966年に放送されたものの抜粋らしく、内容は、円谷監督のプライベートを中心に構成されたものなのだが、
途中、怪獣2名(?)による円谷監督へのインタビューがあって、ここで監督が特撮への熱い想いを語るんだけど、これが妙にまじめで可笑しいのだ。
しかも顔のパーツのアップばかりで話が進んだりして、妙なのぞき見感があるんだよね。
演出したのが実相寺昭雄氏ということで大納得したんだけどさ。
そんなわけで、ほぼまちがいなく大人向けの展示会だった!(笑)
会場出口には、そんな大人たちのためのグッズ売り場が。
びおごん氏が「うーん…買わない。買わないよ」とブツブツ言いながら売り場をぐるぐる回っていたっけ。
「これのセブンバージョンがあれば…」とか「これは欲しいけど買ってもなぁ…」とか言って、結局はクリアフォルダくらいだったような?
時間は掛かっていましたが、冷静な判断をしていたようです(笑)