16年生きた先代猫。
ビビリのくせに鳥を狩るのは得意だった。
若かりしころはよく外に出していたので、鳥やトカゲやセミをよく獲ってきた。
獲ってきた獲物は必ず家に持ち込んで家族に見せびらかした。
どうだ、といわんばかりにこちらに見せつけるのだ。
上の写真は鳥を獲ってきたときの様子。
鳥の名は知らないが大きな鳥だった。
本人もよほどの大物と自覚しているのだろう。
勝手口までくわえてくると、ありありと誇らしげに見せつけてきた。
そして、その鳥を家の中に持ち込もうとした。
オカンがあわてて猫をつかんで猫だけを家の中に入れた。
そのとき、ものすごく嫌な顔をして猫が抵抗したのを覚えている。
それは、
いっ、いやだぁーーーーーー!
と、いう叫びの顔だった。