ここ一か月、もんもんとしている。
原因は計画料の未払い。
昨年計画した某老人ホームがオーナーの踏ん切りの悪さで宙に浮いている。
私の長年の経験で判断すると、こういう場合は九分九厘、計画は頓挫する。
消費税アップ前に決断できなかった人に、これから先決断できるわけがない。
そう、見切りをつけ、3月にその分の費用を見積書として提示していた。
提示先は私への直接の業務依頼者、通称名「激昂の男」だ。
彼に見積書を送って一か月が過ぎた。
予想はしていたが一向に返答はない。
見積額は20万円。
値切られたときの保険に5万円上乗せしている。
というか、今年2月に某スポーツジムの計画もさせられているのでその分の5万円でもある。
ふたつともなあなあにされると20万円の損失になる。
20万円は大きい。
昨日のオーディオ代と同じ額になる。
損失感に、いやーな後ろめたさまで加算されることになる。
実にやるせない話だ。
ここ数日、もんもんを通り越してムカムカした日々を送っている。
いきなり請求書を送ろうかとも思った。
それとも、電話できつく催促しようかとも思った。
我慢の限界は近い。
連休が明けたら行動を起こさねば。
なんとしてでも払ってもらわねば。
せめて15万円は払ってもらわねば。
と、思い詰めていた矢先、渦中の人物「激昂の男」から電話が入る。
「老人ホームはいつになるかわからんからこの分の費用払っとくけん」
さらに、
「スポーツジムの計画は横やりが入ってパーになった。この分の費用も請求してよかよ。」
だとさ。
前々から思っていた。
世間からは悪鬼のごとく恐れられている「激昂の男」。
どんなにきつい毒を吐こうとも、こやつの「義」に嘘はない。
人を見かけで判断するな、の見本のような男だ。
ふふふ。
これで昨日のCDプレーヤー代がチャラになった。
これを「天のおぼし召し」といわずしてなんという。
どうやら私にはオーディオの神様がついているようだ。
ふふふ。
ふふふ。