巷の評判はよい。
でも、私が面白いと感じたのは70ページくらいまで。
そこまではあまり類を見ない、いい意味での風変りなのミステリーに感じた。
このままつかみどころのない変てこな話が続くのかと思ったらそこまでだった。
あとは良質ではあるがノーマルな推理ものになってしまう。
ラストのどんでん返しが売りになっているがさして驚くほどのことはない。
あらずじ上、こういう結末は常に半々あったわけで、実際、終盤に差し掛かると
こうなるであろうことが予想できた。
私は元来「ミステリー」は謎を楽しむ派で深く推理しない人である。
そんな鈍い私に結末が読めてしまうようでは「最後の一撃」とは言えんでしょう。
★★★
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