LondonにFlatを借りた時、かなりスペースもあるし、ピアノを借りてみようか、と思ってコンタクトを取っていた。しかし、このピアノ屋もBTをはじめとした他の英国企業と変わりなく仕事が遅い。8月半ば過ぎにコンタクトを取り始め、ようやくSite surveyに来たのが9月末と10月初旬の土曜日。すぐに連絡します、と言って帰ったはずなのに、ピアノ搬入の電話が来るまでにさらに2週間強。
次の土曜日にパスポート、銀行口座の詳細を持って来てください、PianoはBechsteinでいいですね、と言われたので、それで結構ですと伝えて訪問した。すぐに手続きに入れるのかと思ったら、話がぜんぜん伝わっていない。とりあえず、「Bechsteinがあると聞いていますが」と言うと地下の展示場へ案内された。念のために、「他に借りられるピアノはないのですか?」と尋ねると、YAMAHAがあると言う。「それだけですか?」とさらに押してみると、そういえば、先日Steinwayが返ってきた、と言うではないか!それを先に言いなさい。
まだ梱包された状態で、古いと言うだけあって、楽器の裏側(梱包されて横倒しにされていたので裏側だけが見えた)は確かにちょっと寂しい感じはした。きちんと整備してから貸し出します、と言うので、とりあえず月曜日に組み立ててもらって、弾いて選ぶことになった。
月曜日、行ってみるとSteinwayがそこにはあった。確かに古い。それに古いけれど象牙鍵盤ではなく、黒鍵も黒檀ではない。これは良いのか悪いのかわからないけれどNY製。NY Steinwayには初めて触ったのだと思う(通常NY Steinwayは北米のみに出荷されるらしい)。一方、Bechsteinは新しくて立派だけれど、とにかく200cmを超える大きさで、音量もかなりだろう。。。私よりもっと弾きこなせる人が良いに違いない。ま、腐っても鯛、古くてもSteinway、ということでSteinwayを借りることにした。搬入は土曜日となった。本当に届くのかな?無事届いてくれますように!結果は、週明けに。。。乞うご期待!?