Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

腐っても鯛、古くてもSteinway

2007-11-02 08:03:40 | ロンドン

LondonFlatを借りた時、かなりスペースもあるし、ピアノを借りてみようか、と思ってコンタクトを取っていた。しかし、このピアノ屋もBTをはじめとした他の英国企業と変わりなく仕事が遅い。8月半ば過ぎにコンタクトを取り始め、ようやくSite surveyに来たのが9月末と10月初旬の土曜日。すぐに連絡します、と言って帰ったはずなのに、ピアノ搬入の電話が来るまでにさらに2週間強。

次の土曜日にパスポート、銀行口座の詳細を持って来てください、PianoBechsteinでいいですね、と言われたので、それで結構ですと伝えて訪問した。すぐに手続きに入れるのかと思ったら、話がぜんぜん伝わっていない。とりあえず、「Bechsteinがあると聞いていますが」と言うと地下の展示場へ案内された。念のために、「他に借りられるピアノはないのですか?」と尋ねると、YAMAHAがあると言う。「それだけですか?」とさらに押してみると、そういえば、先日Steinwayが返ってきた、と言うではないか!それを先に言いなさい。

まだ梱包された状態で、古いと言うだけあって、楽器の裏側(梱包されて横倒しにされていたので裏側だけが見えた)は確かにちょっと寂しい感じはした。きちんと整備してから貸し出します、と言うので、とりあえず月曜日に組み立ててもらって、弾いて選ぶことになった。

月曜日、行ってみるとSteinwayがそこにはあった。確かに古い。それに古いけれど象牙鍵盤ではなく、黒鍵も黒檀ではない。これは良いのか悪いのかわからないけれどNY製。NY Steinwayには初めて触ったのだと思う(通常NY Steinwayは北米のみに出荷されるらしい)。一方、Bechsteinは新しくて立派だけれど、とにかく200cmを超える大きさで、音量もかなりだろう。。。私よりもっと弾きこなせる人が良いに違いない。ま、腐っても鯛、古くてもSteinway、ということでSteinwayを借りることにした。搬入は土曜日となった。本当に届くのかな?無事届いてくれますように!結果は、週明けに。。。乞うご期待!?


オーケストラ

2007-11-02 07:59:22 | ロンドン

先日、Parisで友人の友人が指揮をしているオーケストラを訪ねた。やっぱり楽器はいい。見ているうちに自分もやっぱり弾きたくなって、弦楽器屋さん(Flatを探している時に偶然見つけた素敵なお店。マダムもとても親切)で弓の毛を張替えてもらい、ネットで見つけたオーケストラを訪ねた。

ロンドンには、本当に星の数ほどアマチュアオーケストラが存在している。私は今回、便のよさを考えてオックスフォードサーカスの近くで練習をしているオーケストラに見学に出かけた。

連絡をした方からは、セカンドヴァイオリンに加わってください、と言われ、私のヴァイオリンの実力からして、それは願ったり叶ったり、と思ったのだけれど、実際に練習場に着いてコンサートミストレスの方にお話をしたら、「じゃ、ファーストに」ということでいきなり楽譜を渡されてしまった。

ブラームスの交響曲第4番。大好きなブラームスの交響曲なので、曲自体は歌えるくらい親しんでいる。しかし、初見で弾くとなると、これはかなり。。。とりあえず、弾いている振り。ピチカートと弓での演奏くらいは間違えないようにしよう。。。うっ、どうしよう、指が追いつかない。。。思わず歌ってしまいそうになる。

練習の後は、コンサートミストレスの方、ファーストヴァイオリンの第二奏者の方に誘われてPubへ。お二人はとても品があり、また仕事も出来ます!と言う感じの方々。出来る人は、仕事だろうと、楽器だろうと、何でもできるのよね。私も早く、こんな風にオーラのある女性になりたいわ。

と言うわけで、弾けもしないのに、オーケストラに加えてもらうことに。さて、来週の練習日までに、「弾いている振り」に磨きをかけなくっちゃ。