今回もランチはRitzにて。メニューが変わっている。内容、というより値段改定だ。いつものサラダが値上がりしている。これまで海老のサラダと鶏肉のサラダは値段が違っていたのだが、今回鶏肉が海老と同じ値段にまで上がっている。また、シャテルドンも1ユーロ上がって11ユーロになっている。クリスマスを控えて、値段も上がったのだろうか?
さて、今回は何が出てこないだろう?
何も出てこなかった。メニューすら!!
実は席に着いてすぐに飲み物を聞かれたので、とりあえず定番のシャテルドンを注文し、シャテルドンは来たのだが、その後、誰も何も来なかったのだ。普通2人用のセッティングがしてあって、客が1人しか居なければもう一つのセットを下げるものだが、それもこない。もしや、と思ってメニューを持って来てくれるよう頼むと、やはり待ち合わせかと思って待っていたらしい。いえいえ、残念ながら一人です、というと、すぐにお持ちします、と言って担当のお兄さんは消えていった。
この後、今回はきちんとSOP通りに仕事ができたようだ。おつまみも出てきたし、パンもついてきた。バターも綺麗に整形されていた。コーヒーのプチフールも忘れなかった。勿論、味に関してはサラダは新鮮で美味しく、ミルフィユもいつもの通りさくさくして美味。さて、ふと自分の席の横に目をやるとピアノが置いてある。これまでも勿論あったのだけれど、今日の席は鍵盤の側に近い。昼間は使用されないので蓋が閉まっているのだけれど、何となく気になる。立派な見た目、弦が納まっている側の蓋の蝶番がちょっとSteinwayのような感じがするけれど、どこのだろう?すると、ウェイターのお兄さん(私のお気に入りの人)が、何気なく鍵盤の蓋を開閉した。やっぱりSteinwayだった。ま、RitzのBarである。当たり前、といえば当たり前かもしれないが、なぜかやっぱり嬉しい。
ところが、観察していると、客から下げたお皿をピアノの上に載せたりするのだ。。。ああ、止めて~、Steinway様の上に、食べ物のお皿を載せるのは。。。今度は、夜に来てみよう。きっとSteinwayの生演奏が聞けるはず。