Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Mon plaisir

2007-11-25 18:57:37 | レストラン

土曜日の夜、会社の友人とその旦那様と3人で、SOHOにあるMon plaisirというフランス料理のお店で食事をした。店員のほとんどがフランス人で、その独特の英語を楽しみながらの食事となった。

セットメニューの時間が終わっていたので、アラカルトで頂くことに。

最初にパンが出てきた。ライ麦30%くらいの感じ。とても美味しい。伺ってみるとDelice de Franceというチェーン店から仕入れているとのこと。え?Delice de Franceってそんなに美味しいんだ。少し大きな駅に結構入っているので、たいしたことないと思っていたけれど。。。日本にもある有名なPより美味しいように思う、と友人に言ったら、Pはもともと英国人の銀行家が始めたのだと教えてくれた。なるほど、やっぱり味より戦略だったのね、あのお店は。

前菜はSalade Mon plaisir。グリーンサラダに鴨の燻製とフォアグラが乗っていた。燻製もフォアグラもパスしたけれど、燻製の良い香りがサラダに移って美味しい。日本で頂いていたフランス料理のお店のサラダとほぼ変わらない感じ。

メインは鶉を。本当は野ウサギにしようかと思ったのだけれど、隣のテーブルの方の鶉が、あまりに美味しそうで変更。鶉一羽を丸のままグリルして、赤ワインとブラックベリーのソースで頂く。このソースが非常に美味。クローブなどの香辛料がきつすぎず、素晴らしいバランスで使われている。ところが、赤ワインのアルコールが完全に飛んでいなかったのだろう。途中で息苦しくなってしまい、泣く泣く肉だけを頂くことに。少しぱさぱさした感じの肉なので、ソースを付けたかったのだけれど、初めてご一緒する方々を前に、救急車騒ぎを起こすわけにはゆかない。

デザートはフォンダンショコラとパッションフルーツのソルベ。ソルベも素敵だったが、フォンダンショコラが素晴らしく美味しい。とても濃厚で、1/4食べたところでお腹は一杯だったのだけれど、あまりの美味しさに、残すのが勿体無く、結局完食。

最後はエスプレッソで締め。ここは、日常的に使いたい感じの飾らないフレンチ。ああ、Londonにもこういう普通のフレンチがあるのね。一人50ポンド弱。日本円にするとちょっと高いかもしれないけれど、まあ妥当かな(ってご馳走になってしまいました)。

ご一緒いただいたご夫妻は、とても知的な方々で、その上食に対する関心も高く、素晴らしく楽しいひと時を過ごさせていただいた。やっぱり食べることが好きな友達、だーい好き。まさに、mon plaisir!!


コンサート

2007-11-25 18:25:01 | ロンドン

ついにオーケストラのコンサート当日を迎えた。週末、近所迷惑を顧みず、ずっと練習した甲斐あって、火曜日の練習では結構弾けるようになった、なんて思っていたのだが。。。

ピカデリーサーカス、と言えば、日本の皆さんもご存知と思うけれど、Londonのまさに中心にあたる。このTubeの駅から歩いてわずか2,3分の、いつもの練習場よりずっと大きな教会、St. James's churchが会場だった。2階席もある立派な教会。非常に天井が高く、パイプオルガンや内装も結構立派で、訪れるのには良い感じだ。しかし、これが災いした、と言うべきかも知れない。

火曜日までは、皆の音がとても良く聞こえていたのに、この広さで十分に響かないからだろう。はっきりと聞こえるのは自分の音と、せいぜい両隣の方の音。これはおそらく私だけではなく、皆に共通していたことだろう。また、練習には居なかったダブルベースやパーカッションが加わったからか、少々勝手が違う。

さあ、本番!ウェーバーのクラリネット協奏曲は大過なく終わった。クラリネットのソリストは女性の弁護士さんとのことだけれど、プロも顔負けの演奏。酷く忙しいだろうに、一体どうやってこれだけ楽器が弾けるようになるのだろう。本当に、できる人は何でもできるのだ。どれだけ不公平なのだろう、神様は。

さて、問題のブラームスの交響曲第4番。とても美しい曲だが、ハイポジションの連続はファーストヴァイオリン泣かせ。その上、第三楽章は、練習の時より明らかにテンポが速い。家で練習していたカラヤンのCD(1978年録音)並の速さだ。何箇所か明らかに曲が崩壊していた。管が入らなかったり、ばらばらなところを弾いていたり。。。あまりに早くて、「弾いている真似」もできない。いくつ間違った音を出したのか、記憶に無いくらい沢山間違った。各楽章ともに、最後は何とか全員揃ったのは不幸中の幸い、と言うべきか。

聴衆は100人以上が来て下さっていた。おそらく演奏者の知り合いがほとんどとは思うが。それにしても、weekdayの夜にこれだけ集まってくださるのはありがたい。次回は、今回とは違って弦だけの小さな演奏会。参加しないと少しも練習しない怠け者だということは良く分かっているので、参加することにした。次回はもう少しちゃんと弾けるようにもっともっと練習しよう。。。