Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

ミルクティ@Tea Palace

2008-11-15 20:34:08 | ロンドン

友人宅で頂いたミルクティが美味しかったからなのか、ヴァイオリンの練習をしているうちに、どうしてもミルクティが飲みたくなった。

まだ夕方5時半。今から急げばTea Palaceはやっている。ということで、出掛ける。

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7時までと言うことだけれど、6時を過ぎてもティーサロンはまだ満席。

横着者の私はティーバッグの詰め合わせを購入。

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早速、ミルクティを作る。

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この香りが欲しかったのよ。ミルクの甘さが嬉しい。これから寒い季節を迎えて、益々美味しくなることだろう。


分析癖-リッツパリで思ったこと

2008-11-15 14:59:24 | パリ

紅茶に添えられたマドレーヌで幼少時代を活き活きと思い浮かべるのがプルーストならば、リッツのクロワッサンに懐かしさを感じて、それが「何故なのか」を分析してしまうのが私であった。

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リッツのクロワッサンは生地を作った最後にきちんと水溶き卵黄を表面に塗っているのだと思う。その卵黄の焼けた香ばしい味と香りが口の中一杯に広がるのだ。懐かしい、と感じるのは、日本のパティシエがクロワッサンやパンオショコラを作る時にこれを実行しているからなのだろう。

リッツパリのキッチンで働く日本人で、前回Bar Vendomeでお目にかかった方と立ち話をする機会を得た。彼によれば、フランス人は不思議な人種で、普段はだらだらしていて少しも仕事が進んでいないように見えるけれど、なぜか最後はきっちり合わせてくる、という。知人でParisで長く仕事をした方も同じことを仰っていた。今回カラーリングにチャレンジしたリッツの美容室の仕事ぶりもそうだった。

こんな風に「フランス人」というステレオタイプはあるし、Parisに対する共通の憧憬が世界一の観光都市を生んでいるのだろう。

一方で、Parisで働いているのはParisien、Parisienneばかりでなく、世界各地からやって来た人々だ。Ritzでの案内係はオーストリア人だった。日曜日には日本人と思しき女性が、ロビーからテラスから、飾られている花の手入れをされていた。Guerlainのお気に入りの店員さんは東欧の方。人間だけを見ていると、もうそこがどこなのか言い当てるのは難しい。ParisもLondonも。それでも、ParisにはParisの匂いがあり、RitzやHermesにはそのブランドの特徴があり、それを期待して私たちはこの街を訪れ、店を利用する。アイデンティティを規定するもの、それは、一体何なのだろう。サービスや品物の質なのか。歴史なのか。あるいは伝説なのか。


チェジック(Chiswick)&リッチモンド

2008-11-15 13:58:38 | ロンドン

金曜日の夜、偶然電車に乗り合わせた会社の友人に誘われるまま、夕食、そして彼女の家にお泊りまで。

土曜日、彼女、彼女の旦那さまと3人でChiswick(どうやってこれをチェジックと読むのか?Fulham(フルム)も教えてもらうまでフルハムと読んでいた「恥ずかしい日本の私」)のMaison Blancにて朝ごはん。Maison BlancはRaymond Blanc氏という英国では有名なフランス人シェフが始めたパティスリー。

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価格帯はロンドンに比べてかなり低く抑えられているが、味はお土産を買って帰りたいほどではない。

チェジックはなかなか素敵なお店があり、危険!

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思わず、新しいバッグに合わせて茶色の手袋を購入してしまった。

さて、最寄り駅のTurnham GreenはRichmond行きのDistrict lineの停車駅でもある。そこで彼女の家をお暇して向かった先は、勿論、

『Willian Curley』

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今日はダークチェリーとチョコレートのケーキ。チョコレートはもう少しダークな方が好みではあるが、色彩的には丁度良いか。これまでのケーキのようにフルーツで味が薄まってしまうということも無く、キルシュも効いて大人の味?

Londonの中心部にこういうパティスリーが何件かあって欲しいと切に願う私である。