Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Don Pasquale@ロイヤルオペラハウス、ロンドン

2010-09-22 01:30:00 | オペラ

ドニゼッティのオペラ、Don Pasquale。Dramma Buffo=コミックオペラである。

序曲がちょっと長い。比べてはいけないけれど、モーツァルトやヴェルディ、ワーグナーのように面白い曲ともいえないし、序曲で期待が膨らむ、というよりはしぼんでしまう感じ(ごめんね、ドニゼッティ)。

さて、歌手陣。エルネスト役のBarry Banks。イギリス人のテノール歌手。Wikiによればテノーレ・リリコとあるが、私にはテノーレ・レッジェーロのように思われた。登場したときはズボン役?という感じがして(顔がまん丸で小柄だったからか)、声を聞いてもまだズボン役かもしれない、なんて思っていた。

ノリーナ役はIride Martinez。コスタリカ生まれのソプラノ歌手。小柄で、こういうコミカルな役-特にDon Pasqualeを騙す役柄には向いているように思われた。

Don Pasquale役のPaolo Gavanelli。イタリア人バリトン。一部ブーイングが出ていたらしいけれど-そこまでひどかったかしら?

Dr. Malatesta役はJacques Imbrailo。南アフリカ生まれのバリトン。えー、彼が32歳なんて信じられない!どう見ても40代以上。役になりきっていた、ともいえるのか?

全体としてRoyal Opera House級ではないように思われた。English National Operaとか、そのあたりならば納得するかもしれないが。。。コミックオペラは楽しいから笑えるし、その分「損をした!」と思うことは少ないけれど、Royal Opera Houseに期待するものは、もう少し高いところにあるような気がした。


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