ドゥダメル指揮、アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団、ピアノ独奏:ジャン=イヴ・ティボーデ。2009年5月23日。ドレスデン、ゼンパーオーパー。
Chavez: Sinfonia India
Grieg: Piano Concerto
Prokofiev: Symphony no.5
Gustavo Dudamel: Conductor
Jean-Yves Thibaudet: Piano
Royal Concertgebouw Orchestra
ChavezのSinfonia Indiaは初めて聴く曲と思うが、ドゥダメルのリズム感にすっかり乗せられて楽しんだ。今日のWeakest linkはトランペットのおじさん。リズム感に問題あり(私に言われたくないだろうけれど)。
グリークのピアノ協奏曲。ドゥダメルは協奏曲になるとソリストに遠慮するのか、比較的つまらない、と思っていたのだが、今日はなかなかどうして!やはり渋い曲より派手めの曲が向いているのかしら?
暖かい拍手に応えて、アンコールはショパンのノクターン。
ドゥダメルも第二ヴァイオリンの後ろの空いた席に座って一緒に聴きました(写真左端)。
この日一番楽しみにしていたのは、勿論プロコの5番。ドゥダメル向きの曲と思うし、彼も十八番にしていると思われるので(3月にベルリンフィルでも振っている)。第二楽章、第四楽章といったリズム良い楽章は、もう「歴史的名演」と言ってもよいのではないかと思うくらい、オケも乗っていたし、指揮者の調子の良いときに見られる「指揮を見ているだけで音楽が聴こえる」現象(全く客観的でないが)も観測された。
会場、本当の、本当の総立ちであった。ドゥダメルはガッツポーズを連発。また、アンコールを振り終わった後、(必要とも思われず、会場から笑いすら漏れていたのに)10秒位指揮棒を降ろさなかった。彼は感極まっていたのではないかと想像している。そのくらい素晴らしかった。
今日は、今夜こそは、彼に会いに行く理由が出来た。これだけ素晴らしいプロコを聴いたのだから-ということで、楽屋口にて「出待ち」。
最近恒例、手の写真をお願いしたら、
お茶目な人だ。。。心からの感謝を、あなたに。