ランラン&バルトリの演奏会でベルリンへ行くはずだったのだが、バルトリの体調不良のため演奏会がキャンセルとなった。という訳で、Londonで過ごす週末-。
まずは、いつも通り買出しへ。Poilaneでブリオッシュ(写真右)と食パン(?)を購入。PoilaneはPain de Campagneが有名だけれど、このところの私のお気に入りはブリオッシュ。£8以上するから、1000円以上、ということになるけれど、それだけのことはある。切ったときの香りが素晴らしいし、冷凍して焼いても、さくさく感が失われることがない(Le Pain Quotidienのブリオッシュは冷凍して焼くとべたべた感が否めない)。
さて、ベルリンへ行くはずだったから、土曜日はコンサートの予定を入れていなかった。で、ぐぐってみると、ロイヤルオペラハウスでカルメンがある。天井桟敷が£13で手に入ったので、出かけることにした。
カルメン-おなじみのくだらないメロドラマ(従って、いくらテノールといっても、このホセをボストリッジが演じられるとはとても考えられない)。歌手は、強いて言えばミカエラを歌ったMaija Kovalevskaが良かったか。カルメンはイギリス人Christine Rice、カルメンにしては声が柔らかすぎるし、いまひとつ存在感がない。ホセ(Bryan Hymel)はいけてない男だからどうでも良いけれど、テノール独特の搾り出すような声が苦手。フランス語も下手。
で、何が楽しかったかというと、指揮者である。Constantinos Carydisというアテネ出身の今年36歳になる指揮者。非常にしなやかでありながら、メリハリのある指揮。スコアも使用せず暗譜で振っていたようである。ググってみると「カルメン」は得意としているようだ。彼のために今度はかぶりつき席で観てみようか。
相変わらずミーハー健在である。