前回の帰国に引き続き、読書を、と思ったが、年末年始のだらだらで、結局殆どを帰りの飛行機で読了。
ムリエル・バルベリ『優雅なハリネズミ』。日本在住フランス人による著作で、フランスの「本屋大賞」受賞作。しかしながら、私にはどうも分からない、何故この著書がそんなに評価されるのか。今、フランスでは日本ブームだから?
(ネタバレになるけれど)最後は、著者の力量不足が主人公を殺した(=その先の主人公とOzuの関係を描ききれないから、主人公を殺してそれを回避した)のでは?と思えてしまう。
どんなに気取っていても、最期は元の場所/レベルに帰ってくる、と言いたいのかしらん。私は美味しいものが食べたいので、最後の晩餐もロオジエがいいな。
エリヤフ・ゴールドラット『ザ・チョイス』。正月休みとはいえ、少しはビジネスも考えなくっちゃ、と読み始めた。
「人はもともと善良である」
分かっているってば、ちゃんとそのように対処しているよ、
- と思ったけれど、飛行機の中で音を立ててご飯を食べるおぢさん達に好意的な目を向けることができない。
まだまだだ。