信仰の祈り

＞ジョセフは信仰の祈りこそが神から啓示を受ける鍵であることを示しました。…神が祈りに応えてくださると信じ…信仰を込めて祈りました 。

＞ジョセフ…は…信仰の祈りを用いました。わたしたちも同じ規範に倣う必要があります。…「神に祈ること以外に，主から導きと指示を授かる方法をわたしは知りません」（ブリガム・ヤング）

＞ジョセフは，キリストへの信仰があったので，森に入り…祈りました。まだ御父と御子を目にしてはいませんでしたが…信仰と熱意を込めて祈りました 。

＞ヘイト長老…が祈ったとき…微笑んでいるように聞こえました。喜びの声で天の御父と話していたのです。救い主が祈りの内容を承認しておられるのを感じているようでした。

信仰の祈りであるために、自分の祈りに必要なものは何でしょうか。
優先順位をつけるとしたら何を選ぶでしょうか。

整えられた祈りもあれば、一心不乱の祈りもあり、
多くを語る祈りもあれば、言葉にできない祈りもあり、
願い求める祈りもあれば、感謝のみが溢れる祈りもあります。

神を探し求める祈りもあれば、神に身近な祈りもあり、
自分の思いを述べる祈りもあれば、神の言葉を聞こうとする祈りもあり、
試練の中での祈りもあれば、喜びに溢れたときの祈りもあります。

人の耳に麗しい祈りもあれば、人の心を打つ祈りもあり、
痛みを伴う祈りもあれば、心を癒す祈りもあり、
頭を垂れる祈りもあれば、顔を上げての祈りもあります。

祈りは信仰を表します。
誰も神の前において自分を偽ることはできません。

もしも祈りの中で自分を覆い隠すことができると考えるなら、
神の前に出たこともなく、神を知らず、神を信じる気持ちもないのかも知れません。

偉大な大義において

＞わたしたちはこの偉大な大義において前進しようではありませんか。

自転車は前進している時には安定していますが、進むことを止めると不安定になります。
わたしたちの人生も日々霊的に前進しているなら、充実し、心に平安もありますが、
前進していないと、日々が退屈になり、心が不安定になります。

「善を行うことに疲れ果ててはならない」教義と聖約64：33
肉体的にも霊的にも疲れ果てるとき、悪への誘惑に抵抗する力は弱まります。
言葉が荒くなったり、腹を立てたり、感情を抑えることが難しくなるのです。

疲れ果てると善を行う力だけでなく、その望みさえも弱まってしまい、
御霊の輝きさえも失われるように感じます。

自転車をこぐためには力が必要であるように、
”霊的な前進を保つ”ためにも、”疲れ果てる”ことのないように注意が必要です。

御霊

「わたしは人が人に語るように御霊に語った」1ニーファイ11：11

初めて宣教師に出会った翌日、土曜日の夜、布団に入ろうとしているときに、
天使が「明日の教会はどうするの？」とわたしに問いかけました。
「明日の朝、8時に目が覚めたら教会へ行きましょう」と応えました。
翌朝目覚めた時、”8：00丁度”だったので、約束を守って教会へ行きました。

それが初めて天使と語り合った経験です。
福音を学ぶとき、このブログを書くときにも、楽しみは天使と語り合うことです。

天父に対する祈りは一日数回ですが、
天使と語り合うことは、おそらく”いつも”と表現してもいいと思います。

わたしにとって「聖霊を伴侶とする」という言葉の”聖霊”とは天使を指します。
いつもそばにいてくれるし、いつでも語り合うことができるからです。

「御霊もわたしに人が人に語るように語られた」1ニーファイ11：11

開会の言葉

＞重大なのは，個人の霊的な貯蔵庫を，信仰，真理，証で満たすことです。わたしたちは救い主…に似た者になれるよう①毎日努力し…悔い改めて…主の力を受け…ます。そうすれば…平安と喜びを感じることができます。主が「②聖なる場所に立ち，動かされないようにしなさい」と命じられたのは…この理由のためです 。

＞父なる神は…「これはわたしの愛する子である。彼に聞きなさい」と言われました。…わたしたちも…③イエス・キリストに聞くように努めるのです。

①毎日努力し、悔い改めて…
掃除には二つの方法があります。
「キレイを保つために行う掃除」と、「汚れを見つけて落とす掃除」です。

日々の聖典研究や祈りなどは”キレイを保つ”ことに、
悔い改めは”汚れを落とす”ことに例えることができます。

悔い改めは「悔いる」と「改める」の二つの言葉から成ります。
「悔いる」は無意識のうちに心に湧き上がるもの、「改める」は意志をもって行う行動です。

悔いる心があれば、改めるという行動は自ずと伴うものでしょうか。
残念ながら、”悔いていても改めるという行動が伴わない”ことは少なくないようです。

②聖なる場所に立ち、動かされないように…
「聖なる場所に立つ」ことと、御霊を受ける、聖霊を伴侶とする、
贖いを受ける、主の救いを受ける、聖められる…などは同じ意味のように思います。

「動かされないように」とは、それら保つことを意味するのではないでしょうか。

③イエス・キリストに聞くように…
子供の頃、親の言いつけに従わないと「言うことを聞かない」と叱られたものです。
主の教えを聞いて学ぶとしても行動が伴わなわいとしたら、
同じように「主の言うことを聞いていない」のかも知れません。

知りたい

「わたしは…知りたいと思い、また主がそれを明らかにしてくださると信じて」1ニーファイ11：1

”福音の教えについて知りたいという望み”はどの程度のものでしょう。
望みが強いほどに”御霊を求める思い”も強くなります。
聖典を読むにも福音を研究するにも、理解するためには御霊が必要だからです。

望みが強いほどに”学ぶことのできるチャンス”に敏感になり貪欲にもなります。
喉が渇いたら飲み物を探し、お腹が空いたら食べ物を探すのと同じです。

望みが強いほどに”考える時間”が増えます。
ちょっとしたきっかけがある毎に思い起こし、また深く考えるようになるでしょう。
恋愛したときに相手のことを考える時間が増えるのと似ているかもしれません。

この望みは御霊によって強められ、主に対する信仰をも強めてくれます。
”知りたいという望み”そのものが主への信仰の表れであり、
御霊の力によって心に湧いてくるものだからです。