ふと寂しくなるのは、自分自身ではなく、周りの人たちの年齢を感じたときだったりする。
旧友の結婚式で、親御さんが杖をつかれていたのを見たとき。
バリバリ働いていた職場の先輩が、いつしか定年を指折り数えるようになっていたとき。
映画「室井慎次 敗れざる者」。
あれだけ出世欲でギラギラしていた新城さんが、
終着地(どこで定年を迎えるか)について語っていたり。
かつて湾岸署地域課にいた森下さんの帽子の下が、白髪だったり。
時の流れに泣きました。取り戻しようがない日々…。
…で、肝心のストーリーはあまり頭に入らず(^^;
全体的なトーンは「容疑者 室井慎次」や「誰も守ってくれない」に近いかな。
監督は君塚さんでなく本広さんだから、緊張が緩和するシーンもありはするけれど。
それが上すべって見えるくらい、哀しさがあるというか。
「結局、何も変えられなかった」
その悔いが、見ているこちら側にあるからなのかもしれない。
腐っていた洋梨。
でも希望は描かれていて、タカや駆け出しの弁護士さんも、
戸惑いながらつまずきながら、明日を切り拓いていくのだろう。
それを見守るのが「大人」の役割ということかな。
物語の中心にいた登場人物たちは、舞台を降りて次の世代につないでいく。
かつての副総監や和久さんたちのように。
そうそう、日向真奈美の娘である杏、福本莉子さんの演技が素晴らしかったです。
あの匙加減…。放送中のドラマ「全領域異常解決室」でも素敵に怪しい!
楽しみな役者さんです。
旧友の結婚式で、親御さんが杖をつかれていたのを見たとき。
バリバリ働いていた職場の先輩が、いつしか定年を指折り数えるようになっていたとき。
映画「室井慎次 敗れざる者」。
あれだけ出世欲でギラギラしていた新城さんが、
終着地(どこで定年を迎えるか)について語っていたり。
かつて湾岸署地域課にいた森下さんの帽子の下が、白髪だったり。
時の流れに泣きました。取り戻しようがない日々…。
…で、肝心のストーリーはあまり頭に入らず(^^;
全体的なトーンは「容疑者 室井慎次」や「誰も守ってくれない」に近いかな。
監督は君塚さんでなく本広さんだから、緊張が緩和するシーンもありはするけれど。
それが上すべって見えるくらい、哀しさがあるというか。
「結局、何も変えられなかった」
その悔いが、見ているこちら側にあるからなのかもしれない。
腐っていた洋梨。
でも希望は描かれていて、タカや駆け出しの弁護士さんも、
戸惑いながらつまずきながら、明日を切り拓いていくのだろう。
それを見守るのが「大人」の役割ということかな。
物語の中心にいた登場人物たちは、舞台を降りて次の世代につないでいく。
かつての副総監や和久さんたちのように。
そうそう、日向真奈美の娘である杏、福本莉子さんの演技が素晴らしかったです。
あの匙加減…。放送中のドラマ「全領域異常解決室」でも素敵に怪しい!
楽しみな役者さんです。