風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

夏の便り

2008年08月03日 19時39分01秒 | エッセイ、随筆、小説





今日は誠二が来たので梅を送ります。
私なりに一生懸命漬けたつもりですが、
みんなには気に入ってもらえるかどうか・・・すこし心配です。

甘いものもすこし入れておきました。
らっきょも入れたのですが、
汁がもれないまま届けばいいのですが。
すぐに冷蔵庫に入れてくださいね。
昔は冷蔵庫なんてなかったから、今は本当に便利になったものだとつくづく思いました。

インゲンは農協に出荷したあとの“くず”ですが、
油いためや胡麻和えにでもして、食べてみてください。

ジャガイモも決してよいものではないのですが
たまねぎもすこし。
太陽の下で育った野菜を食べて、夏を乗り切ってください。

日照りにも、色鮮やかに咲く花にも
語りかけたり、元気をもらう。

暑い折、くれぐれも体には気をつけてね。


叔母から届いた野菜と新聞広告の裏に書かれた手紙。
じんわりと熱いものがこみ上げてくる。

丹精込めてつくった野菜が育ちすぎたときっと苦笑していたのだろう。
叔母は父の姉にあたる人で、この家族は心の奥底にすんなりと浸透する言葉を、文章を
すらすらと書き、
私に語りかけ、元気を運ぶ。
日照りにも、色鮮やかに咲く花へ、叔母が語りかけるように・・・・・