風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

ヨットクラブ

2008年12月21日 05時05分54秒 | エッセイ、随筆、小説






暖かくなったらヨットクラブに復帰しようと考えた。
オーナーに電話を入れた。
「おっと、MM、元気でいるか?」

いつの間にか私はmmというあだ名が付いていたらしい。
mmはイニシャルであって、なんだか好かんのだ。

海は怖い。
だから、現状、つまり、障害者になった旨などを伝え、それでも陸当番でもいいので
ときどき顔を出していいですか?と尋ねると
当然だ!!との嬉しい返事に心は躍る。
いや、彼らも厳しい世界にいるからだろう、他者への受容には寛大なのだ。

船に乗れという。
なにもしなくていいから乗って、十二分に楽しめ・・・・という。

なぜ、温かいのだろう。
そうじゃない人、つまり、自分のことしか考えない人もいっぱいいる世の中で
この人たちは相変わらず、海の男だし、温かかった。