ある大学教授がキーポイントになる。
それは交通事故事件に関する書類作成における彼の所見に基づく意見書を意味してるが、
それについて、私の将来起こり得る疾患や脳の状態、
一度、萎縮した脳が戻るのか否か、
肥大した部分が正常と判断されるようになるのか否か、
造影剤を使えず、それでも今後、発病した場合に不便はないのか、など。
彼は書くと言った。
言ってくれた。
嘘は書かないが、事実の詳細を明確に書く、と。
不眠は続き、働けるのだろうか?
日本で深い傷を負い、渡米した後、私はどうなるのだろう?
まだ渡米という選択ができるだけ、ましだと思われるのだろうか?
感情反応が自分でもコントロールできず、
痛みも油断すると出現する。
それで、働けるのだろうか、生きていけるのだろうか?
それを理解してくれている教授だ。
信用して、安心して、待つことにしよう。