印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

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八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

象牙の役職印

2010年03月30日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

もうすぐ4月というのに、八王子では昨日の朝は雪がちらちらと舞いました。
その後少し晴れたかと思うとまた雨がひとしきり。今日は快晴ですが、気温は冷え込んでいます。

年度末も近く先週は残業が多かった週でした。一度晩ご飯に自宅(店から徒歩3分)に帰り、午後9時過ぎにまた店に来て翌日お渡しの仕事をしていました。
その仕事の中に、象牙の役職印がありました。通常、木製の柘植(つげ)材が多いのですが、景気のよいお客さんで私から薦めたのでなく「材料は象牙にして下さい」とご指定になりました。役職印は会社を設立した時に、法務局に登記するので登記印とも呼ばれ、2重丸で外円に、12時位置から時計回りに社名を彫刻していきます。内丸は、「代表取締役印」と彫刻することがほとんどです。象牙の印材は途中で印刀(いんとう、刃物のこと)が折れる心配がありますが、最後まで折れずに彫りあがりました。

当店では、印材の中央部分がくびれている形状でキャップがついている印材で、78000円(ケース付き)、個人の実印のような円筒形(中央部分のくびれ無し)で70000円(ケース付き)です。


▲役職印の押し型見本です。これは吉相体(きっそうたい)という書体で、
判読しにくいのを特徴にしています。外丸は「西田設備株式会社」、内丸は2行で
右上から「代表取締役印」と彫ってあります。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

楽善堂、gooのトップページhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

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