八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
先日、印鑑のリフォームのお客様があり、二本のご注文をいただきました。合わせて、印鑑ケースの内張りを張り替えて欲しい、というお話もありました。初めてのことだったのでケースメーカーに問い合わせてみたら、「どんなケースかを見てからでないとできるかどうか、わかりません。」という返事でした。
お客様にはこのことをお伝えして、一応、印鑑と印鑑ケースを送っていただくことにしました。横浜市の方です。以前のブログでケースの内張りの紹介をカタログの1ページ分コピーで出していたので、そのサンプルの柄がよい、というご指定をいただきました。
ケースメーカーから返事があり、2本とも張り替え可能でした。お客様にお断りのお詫びをすることなく、張替えのご注文もいただけたので良かったと思いました。内張りの張替え料金は1本、1050円(税込み)です。新規で同じサイズを購入でも1100円(合成皮のケース)ですが、長年使ってきたケースに思い入れがあったり、外張りの皮が、ワニ革やトカゲ皮など、高級のケースなら、内張りだけの張替えもお薦めのメニューです。
▲別注ケースの内張りサンプルです。
狭義だと、印鑑収納側の布を別珍、フタ側の布を内張り
と言います。通常、広義で印鑑側もフタ側も内張りです。
両別珍といって、印鑑側、フタ側も別珍(ベルベット)
で張るやり方もあります。
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