八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
このところ、印鑑を彫る時に線が少しぼやけて見えるようになりました。以前に比べてはっきりと見えません。更に5センチくらい印面(印鑑の彫刻面)からの距離を離すと改善されます。「これは老眼の度合いが進んだのか?」と思い、八王子商店研究会で知り合いの眼鏡屋さん(タカクラメガネ)に、新しい眼鏡を作りに行きました。
今までの眼鏡が+3.0でしたが、+3.5の眼鏡を作りました。ただ、机周りの仕事で印鑑を彫る作業以外は、+3.0の方が都合がよいことが分かったので、今までの眼鏡は使いつつ、印鑑の作業時だけ、新しい眼鏡を使うことにしました。デスクワーク用で遠近両用、蝶番(ちょうつがい)を眼鏡の上端に付けて2枚のレンズで使い分ける方法なども提案してもらいましたが、やはり、印鑑を彫る時に、最高の視力が発揮できることが一番の希望でした。
検眼をして眼鏡の使い方を決めたりするのに、40分くらい掛かりましたが、専門店のプロに相談してよかったと思います。これからの目を使う仕事が楽しみです。
タカクラメガネさんhttp://homepage3.nifty.com/opt_takakura/
▲新しい眼鏡で荒彫り後の仕上げの作業をしています。
左手のあるのは挟み木(印材を挟んで止める道具)です。
▲眼鏡のツルにストラップを付けて、お客様ご来店時にはすぐに
眼鏡を取れるようにしています。眼鏡を下にずらしてお客様を見るのは
無礼だと、師匠から昔言われてました。1メートル以上遠い位置は
裸眼でないとよく見えません。
上の篆額(てんがく)は、日展作家だった篆刻家、内藤香石先生に
昭和40年に刻してもらったものです。
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楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html
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