八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
昨日、当店から歩いて5分程、八王子のドン.キホーテに行き、はんこ自販機を使って認め印を1本作りました。時々、お客様にこの自販機を紹介することがあり、念のためどこまで作成できるか、確認したかったからです。紹介をしておいて、お客様のご希望に間に合わなかったら、具合が悪いと思いました。
「はんこ自販機に行った方がよいですよ」。と言わなければならないのは、以下の場合です。
1.別製で作る印鑑が当店の価格、930円では高いという場合。
2.30分から40分掛かります、とお伝えして、「もっと早く欲しい」という場合。
実際に私がはんこ自販機で試作してみて、文字を作るのに5分、彫刻に10分という時間でした。お値段は、アカネ材(つげ材の一種)、10.5ミリ直径で500円(税込)です。作り方は銀行のATMで振り込みをするように、タッチパネルで文字を入れていきます。旧漢字、異体字(ハシゴの、土が上にくる𠮷、など)にも対応していました。
当店、楽善堂では、旧漢字、異体字(澤、、、嶋など)の既製認め印は、500種類あり、470円(税込)で販売しているので、既製で見つけられれば、自販機の500円よりもお安く、その場でお求めいただけます。
▲ドン.キホーテの一階に、はんこ自販機(左側)が置いてあります。
仕上がったはんこは、ホットコーヒーのように足元に近い所から出てきました。
▲職人としてびっくりだったのは、印面(彫刻面)に墨打ち(すみうち)がしてありませんでした。
自販機なのだから、なくて当たり前です。
▲職人仕事は、墨打ちをする前に、トクサ板で印面を滑らかにします。
▲墨打ちすると、文字が見やすくなります。つげ材の場合はこのまま、お客様に渡します。
象牙、水牛の場合は、仕上げの作業後に、墨を落とすのが正しい作法です。
文字は、「工藤泰臓」、「工」の字の右側に点を加筆で書く作業も可能でした。
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楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com
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楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html
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