八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
先日、純白水牛の法人印鑑のご注文をいただきました。この印材の名称は正式には「牛の角(つの)、白で純白」という言い方になります。純白でない牛の角、白は、「色」と言われて多少の黒や茶色が入ります。純白は黒、茶の部分が無くて白の部分だけ、になります。
私が好きな印材は、この中でも、半透明で細かな髪の毛のような縦縞が見える印材です。しかも、全体の色具合がグレーでなく、クリーム系です。グレー系は多くありますが、クリーム系は少ないです。問屋には「純白の特上、黄色」という指示を出します。
法人印鑑は、通常、法務局に登記する登記印だけでも間に合いますが、今回は別途、銀行用の法人印鑑、正方形の角印のご注文もありました。全て、純白で黄色系の多い印材を選びました。会社の発展に伴い、社名は変わらずに法人印鑑も作り替えをなさったお客様でした。法人印鑑の新調により、増々のご発展をお祈りしたいと思います。
▲純白水牛の法人印鑑です。右は法務局への登記印(直径18mm)、位置が上を示す前印(まえじるし)には象牙が
使われています。 右は銀行印(契約印とも言う)で直径16.5mm、登記印と区別がしやすいように、
形状と直径を変えてご提案しています。前印には小さな金のシールを貼っています。
お値段は 登記印、54000円(税込)、銀行印(契約印)、51800円(税込)です。高級トカゲ革のケースが付きます。
▲銀行用、法人印鑑のアップ画像です。透き通るような縦縞模様が特徴です。
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