印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

中国語文字のゴム印

2022年06月24日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて123年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 当店から歩いて1分くらいの場所に、中国人の方が経営する中華料理店があります。店名入りのゴム印(スタンプ)のご注文をいただきました。ブログの記事を書くにあたり、お客様のご了解をいただくことができました。

 店名は張亮麻辣燙(ちょうりょうまーらーたん)八王子店 さんです。接客時に困ったのが最後の文字、上に湯、下に火が来る「燙」の字です。私にとって初めて見る漢字なので、ゴム印のメーカーにもないと思い、「湯の字にしてもよいですか?」と折衷案を提案しました。お客様が折れてくれたので、「湯」の字で発注、「もし可能ならば燙の文字で」と書き添えました。仕上がりは「燙」で作ってきました。ゴム印のメーカーに聞いたら、作字は無料で対応してくれるとのことでした。このブログで「燙」の文字が表示できるのは、IMEパッドを使ってマウスでこの字を手書きすると表示されたからです。ところが、はんこ屋の使う辞書「篆刻字林」には出てきません。新しくできた漢字なのかもしれません。IMEパッドでの読み方は「トウ あたためる」の表示でした。お客様に漢字の意味を聞いたら「湯」も「燙」もスープの意味だそうです。

 ことのついでにゴム印のメーカーにFAXで質問したら、中国の簡体字については文字が作れないので、版下支給をして欲しい、でした。この中華の店名で言うと「張」と「燙」の簡体字です。ショップカードをいただいたので、下記に簡体字の店名もご紹介します。

 簡体字も広い意味で「漢字」には違いありませんが、日本にはない「漢字」ということになります。今後は、簡体字にも対応できるスタンプ、印鑑が求められてくると思います。



▲ご注文いただいた店名のゴム印です。燙 の字をメーカーが作ってきました。




▲お客様からいただいたショップカードです。店名は簡体字になっています。右端の文字が「燙」の簡体字です。




▲張亮さんのお店です。薬膳スープのラーメンが売りのお店です。その他、格安の一品料理多数あり。




八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする