萩・大茶会
萩焼とともに古くから親しまれている”茶の湯文化”に触れることができるイベント。
今年は市内3か所で開かれます。最初は
指月公園(旧萩城址)
庭園
灯籠も趣があります。
花江茶亭
指月公園(萩城祉)内にある茶室。
安政の初めごろ、長州藩13代藩主・毛利敬親の別邸である花江御殿に造った茶室で自在庵と呼ばれた。
幕末の多事多難のおり、この茶室で敬親は当時の有力者たちと茶事に託して時勢を論じ、国事を画策したと伝わる。
明治維新後、長屋氏に譲渡されたが、明治22年(1889)ごろ品川弥二郎らが主唱してこれを買い取り、指月公園内の現在地に移築した。
内部は四畳半に板の間一畳半が付く。
床
床柱に赤松の皮付丸太が使われている。
御軸は毛利家30代の毛利元道筆
床脇
違棚と地袋がある。
点前座
花江茶亭の側には、もう一つ茶室があります。
梨羽家茶室
もともとは萩藩寄組3300石余りを領す梨羽氏別邸にあったものを明治時代に移築した。
城内の年末大掃除の際、藩主は城を出て重臣の邸によける慣例があり、茶室などに藩主を迎えたので、別名「煤払いの茶室」とも呼ばれています。
江戸時代中期の花月楼形式を今に伝える名茶室です。
内部八畳で畳廊下が廻ります。
床は一間床で両脇に半間の棚を設けている。
大茶会の期間こちらでは生け花展が催されていました。
花月楼形式の座敷は、七事式が制定された際、これにかなう座敷として工夫されたもので表千家七代・如心斎やその高弟・川上不白の好みとされている。
さて大茶会。こちらの席は遠州流との事。
茶碗はガラス椀で涼しげです。
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