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2209 野村美術館 利休茶の湯の継承 前期

京都

野村美術館

千利休生誕500年 利休茶の湯の継承 前期
期間:9月10日(土) ~ 10月23日(日)

伊達政宗書状
夏首十九日付、古田織部宛。政宗の署名が「羽(羽柴)越前守」とある事から政宗が越前守を名乗っていた1591年から1607年の間に書かれた書状、内容は新茶の茶壷を長井(宇治の茶師)の所に取りにいくなら同行したい、併せて自邸への訪問を待ち望むと記している。
竹茶杓 古田織部作
櫂先が細く尖り、折撓め強く腰はさほど高くない。
筒には「織部作 三斎」とあり細川三斎が織部作と認めている。
織部と三斎は利休が秀吉の命で堺に蟄居の際に、淀川の船着き場で2人して見送った仲で、おそらく茶杓を贈りあった事もあったのだろう。
慧遠法師画賛 近衛信尹筆
慧遠は中国の東晋代に廬山に住んだ高僧。人物をさらりと描き賛の「登廬山絶頂 望破頭山」も信尹筆。
三藐院は光悦・昭乗と共に三筆に数えられる人物だが画でも渡唐天神像や柿本人麿僧を多く描く。

他にはノンコウの黒楽「夜の鶴」「夕霧」赤楽「若山」「敷島」「柘榴」「小槌」。
遠州茶杓「日吉」宗旦茶杓「道成寺」宗旦瓢花入「不倒翁」と満載でした。
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