広島県立歴史博物館
特別展 「尾張徳川家の名宝 -優美なる茶と香の世界-」
期間:10月17日(金)~11月30日(日)
漢作茄子茶入 銘 茜屋
大名物。全体に栗色に近い黒飴釉がよく掛かる。通常の茄子茶入より大ぶり。
堺の茜屋吉松が所持したことから「茜屋」の銘をもつ。後に家康、尾張・徳川義直が所持し以降尾張徳川藩に伝来した。
富士図(冬) 相阿弥筆
相阿弥が描いた四季の富士の内のひとつ。賛は臨済宗の僧・策彦周良と伝わる。
相阿弥は足利将軍家の同朋衆のひとりで、祖父・能阿弥、父・芸阿弥と共に三阿弥と呼ばれ唐物の目利きとして「君台観左右帳記」を著した。また画業でも名が高かった。
共筒茶杓 銘 二人静 千宗旦作
二本組みで1本はやや長めで樋深く蟻腰、もう1本は節の付近に斑紋がある。
銘は謡曲から採られており宗旦の得意とするところ、また宗旦はこの名が気に入っていたのか同銘の茶杓が幾つか現存する。
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