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1910 三井記念美術館 茶の湯の名碗「高麗茶碗」

東京は日本橋
484
三井記念美術館
482
茶の湯の名碗「高麗茶碗」
期間:9月14日(土)〜12月1日(日)
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粉引茶碗 津田粉引
粉引茶碗特有の白化粧が施された茶碗。「三好粉引」「松平粉引」とともに粉引の代表作。
蓋裏貼紙の「こふき」文字は津田宗及筆と極められている。鴻池家旧蔵。
小井戸茶碗 銘小塩
全体に淡い枇杷色を呈し、一方に雨漏り状の滲みがある、均整のとれた姿の茶碗。
内箱蓋表に「井戸 小塩」蓋裏に「ふた葉より神をそたのむをしお山 われもあひをひの松のゆくすゑ」の古歌を小堀遠州が記し、外箱には「小塩 井戸」と松平不昧が極めている。
遠州所持の後、堀田相模守・松平不昧と伝来した。
斗々屋茶碗 銘龍田
口縁に向かって開いた姿をしており、胴は赤と青の片身替わりとなっており美しい紅葉を思わせる。
蓋表の銀粉文字「龍田」は松花堂昭乗筆、紅葉で有名な奈良の龍田川からの銘であろう。
狂言袴茶碗 銘浪花筒
利休所持の名物として有名な茶碗であるが、今回の解説では古雲鶴茶碗(15~16世紀)の焼造ではなく早くとも17世紀初頭の御本雲鶴茶碗の先駆けとなる茶碗とあった。つまり箱裏に記された「利休所持」の文言は否定された訳だ。鴻池家旧蔵。

井戸などはお馴染みの茶碗が多かったですが、それ以外では個人蔵のものが結構あり見応えがありました。

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