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ロスチャイルド財閥-125 サウンド オブ ミュージック

2022-12-05 18:16:26 | 国際政治・財閥


The sound of Music

『サウンド・オブ・ミュージック』(英: The Sound of Music、「音楽の調べ」の意)は、1965年に公開されたロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画。20世紀フォックス配給。

監督 ロバート・ワイズ
脚本 アーネスト・レーマン
原作 ハワード・リンゼイ
ラッセル・クローズ
製作 ロバート・ワイズ
ソウル・チャップリン
出演者 ジュリー・アンドリュース
クリストファー・プラマー
エリノア・パーカー
リチャード・ヘイドン
ペギー・ウッド


概要

ドイツによるアンシュルスを逃れてオーストリアからアメリカに亡命したゲオルク・フォン・トラップ大佐は、家族で合唱団を作り、アメリカで興行して成功を収めた(トラップ一家)。ゲオルクの妻マリア・フォン・トラップは、1949年に自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語(英語版)』を著し、ベストセラーとなった。この原作をリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世の名コンビが1959年11月にブロードウェイでミュージカルとして初演し、大当たりとなった。この映画はそのミュージカル版『サウンド・オブ・ミュージック』を原作とするミュージカル映画で1965年に世界的に大ヒットし、1966年には『風と共に去りぬ』が1940年に記録した歴代興行収入世界記録を更新した。

この映画は第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞(ロバート・ワイズ)、編集賞(ウィリアム・H・レイノルズ)、編曲賞(アーウィン・コスタル)、録音賞(ジェームズ・P・コーコランとフレッド・ハインズ)の5部門を獲得し、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世の最後の作品でもあった。



'Do Re Mi' - "Sonrisas y Lágrimas"
https://www.youtube.com/watch?v=F4ZLaK0Q63I







シュローダー男爵夫人とサウンド・オブ・ミュージック

ちなみに、シュローダー男爵の名は、ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』に登場しています。この映画は、1938年にオーストリアがナチス・ドイツに併合され、ナチスを毛嫌いするトラップ大佐が、金持ちの貴婦人との再婚よりも、子供たちの家庭教師マリア(修道女)を選んでアルプス越えをした第二次世界大戦の実話です。トラップ大佐が避けた貴婦人とは、ほかならぬナチスと組んだ、クルト・フォン・シュローダー男爵爵の夫人であります。


そして、演じた女優がエノリア・パーカー(1922-2013)です。





 

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ロスチャイルド財閥-124  シュローダー家 と ナチス

2022-12-05 02:26:19 | 国際政治・財閥


https://www.schroders.com/


シュローダーGr

・1804年、ロンドンで創業で、218年の歴史。 英国屈指の資産運用グループ。

・世界の従業員が情報連係37拠点、世界に展開する5,600名の従業員が連携し、より良い資産運 
 用サービスの提供に努めています。

・欧州最大級の運用資産総額107兆円。

・日本との関係は深く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設の資金調達に貢献して以来、
 152年の歴史。 1974年、東京に事務所を開設。グローバルな投資機会を提供。

 HPより(2022年12月時点)





シュローダー家とナチスの関係

ロスチャイルド家やハンブロー家と並び称せられるほど古くからマーチャント・バンカーとして活動してきた名門「シュローダー家」は、ドイツではハンブルクやケルンなどに、イギリスではロンドンに拠点を置き、鉄道から砂糖、ビールに至るまで大々的な商業活動を行ってきました。


当時は、ロスチャイルドを除けばロンドンでは1、2を争う商会として記録されているほど大きな勢力を持っていました。

この「シュローダー家」出身のクルト・フォン・シュローダー男爵は、ロスチャイルド金融勢力の一つである「J・ヘンリー・シュローダー銀行」の創立者のひとりで、ドイツ・ケルンには自分の銀行「J・H・シュタイン銀行」を開いていました。


シュローダー男爵は、ヒトラーに心酔し、ナチスに入党して、ゲシュタポの高級将校になり、私設の突撃隊員を持っていました。


1931年12月に、シュローダー男爵が中心になって、ヒトラーに定期的に寄付することを約束したドイツの著名な実業家12人をメンバーにした秘密友愛組織「フロイデンスクライスS」(またの名をケプラー・クライス)が結成。

この組織は後に、SS長官ヒムラーを主力メンバーとして迎え入れ、1934年以降は「ヒムラー友の会」と呼ばれるようになります。

「ヒムラー友の会」は、親衛隊を介してナチ党指導部と財界首脳が直接交流する機会を提供するとともに、シュローダー男爵の銀行に設けられた秘密口座を通じて、財界の資金を親衛隊へ流すパイプとしても機能していました。





ヒムラー友の会

この「ヒムラー友の会」について、山口定氏(立命館大学名誉教授)は著書『ナチ・エリート ~第三帝国の権力構造~』(中央公論新社)の中でこう述べています。


「『ヒムラー友の会』は、『ケプラーの会』を継承し発展させたものである。

この会は毎月第二月曜にベルリンで行われ、親衛隊長官ヒムラーは、そのたびにメンバーの出欠を注意深くメモしていたといわれるが、フォーゲルザンクの研究によって、1939年で39名、1944年で44名のメンバーの名がほぼ確認されている。〈中略〉


このグループは、ナチ党と産業界の一部有力者たちとの『融合』の場となったと見てよい。

1939年以降のメンバーの中には、ジーメンス=シュッケルトのビンゲル、ブレッシング、I・Gファルベンのビューテフィッシュ、オーストリアの銀行家フィッシュベック、フリック・コンツェルンのフリック、ドイツ銀行のフォン・ハルト、ハンブルク・アメリカ航路のヘルフェリヒ、ケプラー、ドレスデン銀行のマイヤーとラッシェ、コンメルツ銀行のラインハルト、ヴィンタースハルのロステルク、合同製鋼のシュタインブリンク、銀行家のフォン・シュローダーらがいた。

そして彼らは、親衛隊高級将校の名誉称号や親衛隊の管理下にある強制収容所からの労働力の提供と引換えに年々多額の親衛隊への寄金を行い、それが、武装親衛隊の装備や、その他、ヒムラーが正規の予算からの支出をあてにできない諸事業のための資金にあてられた。(この寄付金額は、1940~1944年の時期で毎年約100万ライヒスマルクであった)。」




ヒトラーとロックフェラー財閥そしてロスチャイルド財閥

1933年1月30日にヒトラーが政権を獲得すると、シュローダー男爵は「BIS(国際決済銀行)」のドイツ代表に指名されました。

シュローダー男爵はドイツ鉄鋼王テュッセン男爵と共に、ナチスの財政支援を行い、シュローダー男爵の銀行「J・H・シュタイン銀行」は、のちにヒトラーの個人取り引き銀行になりました。

1936年、ニューヨークの「J・ヘンリー・シュローダー銀行」は、ロックフェラー財閥と資本を提携し、「シュローダー・ロックフェラー商会」という名称の投資銀行を設立。

共同経営者には、シュローダー男爵と、ジョン・D・ロックフェラーの甥のエーヴリー・ロックフェラーなどが名を連ねていました。これによって、ナチス・ドイツ政府とロックフェラー財閥の絆は強くなります。



そして、ヒトラーが政権を維持するために更なる資金が必要になったとき、「イングランド銀行」、すなわちロスチャイルド自ら登場してきます。

また、アメリカ・ウォール街の「ディロン・リード商会」も融資を行っていました。

この「ディロン・リード商会」の創立者は、C・ダグラス・ディロンで、法外な賠償金をドイツに支払うように決めたアメリカの賠償委員会委員長バーナード・バルークの右腕だった男です。 


ロスチャイルド財閥ー62 歴代大統領を指導するバーナード・バルークhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c62f83365cbd331ec491bd48e2869666


(参考)

【300人委員会シリーズ⑦】サッスーン一族
https://www.youtube.com/watch?v=hwGOIS-n17Y

 




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