第二次世界大戦下におけるドイツおよび枢軸国によるヨーロッパの占領地域(青) 出所wiki
第一次世界大戦で敗戦したドイツは、ベルサイユ条約で天文学的な借金を背負わされました。 これについては、あまりに酷いので、アメリカのウィルソン大統領はじめ、イギリスの代表団で参加した経済で有名なケインズ博士も反対しました。しかしウィルソンに代わって賠償委員会で指導力を発揮したのはモルガン商会のトーマス・ラモントで、イギリスに貸しつけた莫大な戦費の回収を重視した賠償案をまとめました。
その頃モルガンの力は国家権力並みに増大
第1次大戦ころから,それまで世界一の財閥であったロスチャイルドに代わってロックフェラー財閥が台頭し、モルガン財閥がそれに続きました。もちろんヨーロッパではロスチャイルドはまだ強かったのはいうまでもありません。アメリカでは,ロックフェラー,モルガンが超巨大財閥として君臨。そしてアメリカが世界の強大国になるにつれて,ロックフェラーとモルガンは世界権力を得ました。
しかし、当時の新興国アメリカに,ロスチャイルド財閥も進出。当初、アメリカでのユダヤ人差別によりアメリカ市場に参入できなかったロスチャイルドはモルガンを代理人としてアメリカ市場に参入していました。
21世紀の資本主義(pp.3-4)/倉田 稔
「1919年のパリ講和会議では、モルガンの人間がほんとうにどこにでもいたので、ウィルソンの側近だったバーナード・バルークは、事を仕切っているのは、J・P・モルガン・アンド・カンパニーだとぼやいた」モルガン銀行の歴史書を書いたロン・チャーナウ
第二次世界大戦の歴史/ポップの世紀
第一次世界大戦は、ウォール街のモルガンが主導。USスチール、GE、ベルなど大企業に融資しており、当時の大統領ウィルソンをしのぐ影響力を持っていました。
ベルサイユ講和条約によって設置された賠償委員会が1921年4月27日、賠償金額1,320億金マルクを決定しました。当初は、2,690億金マルクだったそうでありますが、しかし、この金額は天文学的数字(当時のドイツのGNPの20年分に相当したと考えられる)であったことには変わりません。
1320億金マルクは、現在の日本円にして約 200兆円 に相当します。当時のドイツの国家予算の何十年分にもあたる金額でした。
第一次大戦で敗北したドイツは、戦時賠償金として1320億マルクという戦前のGDPの3倍近い金額を請求されますたが、その支払先はモルガン商会でした。
なぜなら、英国が戦争中にモルガン商会から多額の借金をしていたためであり、ドイツからの賠償金はその返済にあてられました。米国と英国がつくった賠償委員会は、実は、ほとんどがモルガン商会などの銀行家によって構成されていました。
これによってドイツはすべての植民地を失い、アルザス・ロレーヌをフランスに割譲し、人口の約10%、ヨーロッパ領土の13%を失いました。軍備は制限され、ラインラントの武装は禁止され、ライン川左岸(西側)は旧連合軍により保障占領されました。
なかでも徹底的に制限されたのが軍備で、一般兵士・将校の数から小銃・銃弾の数まで、考えられる武器兵器のすべてに細かく上限が設定されました。
戦車も潜水艦も航空母艦も持つことを禁止され、軍用機の開発を禁止され、徴兵制度も禁止されました。四百五十万人の兵力を動員した陸軍は十万人に制限され、参謀本部も廃止されました。
ドイツは最初、「こんな冗談みたいな巨額の賠償金、ムリです」と支払いを渋りましたが、渋るや否やあっという間にフランスからルール地方を占領されてしまいます。
仕方なく、いざ払うとなっても、当然そんなふざけた額のマルク紙幣は存在していません。ドイツは賠償金の支払いや国内の財源不足に対して、当時の中央銀行であるライヒスバンクが大量に紙幣を発行するという金融的な措置で対応するしかありませんでした。
ドイツは紙幣の発行で対応し、これをきっかけにマルクに対する信用が崩壊。ハイパーインフレの引き金を引いてしまいました。
ドイツ経済の混乱を受けて、1924年にはドイツが毎年支払う賠償金が現実的な額にまで削減されました。その後ドイツは対外借入などを行うことによって、賠償金を支払っていきました。
2010年にようやく支払いを完了
ドイツ財務省は3日、第1次世界大戦(1914~18年)の戦後処理を定めたベルサイユ条約などで敗戦国のドイツに科された賠償金のうち、最後まで残っていた国債利子分の約7千万ユーロ(約80億円)の支払いを完了しました。大戦終結から92年後にようやく払い終えたことになり、同国の主要メディアが報じました。
次の世界大戦のはじまりの序曲
自分たちが貸し付けた資金さえ回収できれば、その後はどうなってもよい。そんな銀行家たちの「欲望」によって、ヨーロッパには次なる戦争が起きるための時限装置がセットされたのでした。というか、ロスチャイルド、クーン・ローブ、モルガン、ロックフェラーなど国際金融財閥は、意図的に次の戦争を仕込んだのです。 彼らにとって戦争は大儲けのビジネスチャンスですから。
全てはロスチャイルドの手の内だった!?
パリ講和条約の主要部分を決定したのは、バーナード・バルーク、フィリップ・サスーン卿、ジョルジュ・マンデル(本名ジェロボーアム・ロスチャイルド)の三人で、彼らは国際労働者会議を発足させ、賠償委員会を準備し、パレスチナをユダヤ人に与え、世界連盟と国際裁判所をつくりました。
国際連盟/隠された真実
一四ヵ条の約束でドイツ政府を裏切ったの はウィルソンではなく、アラブ人を騙して戦争に引き込んだのもロイド=ジョージではありませんでした。
それはジェロボーム・ロスチャイルド、サー・フィリップ・サスーン、バーナー ド・パルークでした。ウィルソン、ロイド=ジョージやクレマンソーにも罪はありますが、それは、抗しきれない力に追従してしまったという罪であります。
ロスチャイルド家のマネーパワーを代表するこの三人のユダヤが、この悪名高い平和 条約の主要な条項を決定した。
国内経済をボロボロにされ、1個100円したパンがハイパーインフレで1億円以上になり、多くの子供たちはじめ餓死者まででて、武器も制限されてしまったドイツですが、
ナチスドイツが誕生した途端に金はあるは、武器・軍需物質は豊富にあるわで、あっという間にヨーロッパ大陸全土を占領しましまた。
既に紹介していますが、ナチスドイツに支援したのがシュローダー男爵、ロスチャイルドが支配している筈の中央銀行の中央銀行であるBIS(国際決済銀行) 、ロックフェラーGrのスタンダード石油、IBM、フォードなどなのであります。
アメリカ企業が何故、第二次世界大戦で敵国のドイツを支援するのか? もう一度世界規模の戦争を仕掛け、マネーゲームしたいから以外にないじゃないですか。 陰謀をめぐらして考えても、ほかに理由がありますか?
豊かな先進国だったドイツで、国際金融財閥のマネーゲームによって無慈悲に、餓死させられた多くの子供達の事を考えると、涙がでてきますわ。
ロスチャイルド財閥-125 サウンド オブ ミュージックhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4247901bb716c22c6e307a39fd959079
ロスチャイルド財閥-124 シュローダー家 と ナチスhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fe5d4427abcd2f7c3c994679a322ea66
ロスチャイルド財閥-123 ワイマール共和国、ナチス政権誕生https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0ba488be1a990262dd02f3e407d92c57
ロスチャイルド財閥-122 ヒトラーの幼少期(生い立ち)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0a3cc64eb26fd0c4f213fb0b2f83f10e
ロスチャイルド財閥-137 ナチスとIBM(共和党/ロックフェラー財閥がバック)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/76b69d32ab6e5adc2990b18d2d9ba97c
ロスチャイルド財閥-136 ナチスとスイスそしてBIShttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e04839d8f1316145b4d0d12cef1c1150
ロスチャイルド財閥-135 ナチスとシュローダー男爵そしてダレス兄弟https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02f23c7c72529720e596a9e82a6801a5
ロスチャイルド財閥-134 ナチスを支援したフォード社(共和党/ロックフェラーがバック)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9910d7ed08c81f2c94ee956703408712
ロスチャイルド財閥-133 ナチスドイツを支援したロックフェラー財閥所有の「スタンダード石油」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7a043b04c0ea425472e698aa2b8020ff
ロスチャイルド財閥-132 IG-Farben と Auschwitz
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2f5ec2833756e94a071f19f25085fa4c
そして、ナチスドイツがヨーロッパ大陸全土を占領した一覧が家の通り。 出所はwikiの「ドイツによるヨーロッパ占領」参照
支配された国
・アルバニア王国
・オーストリア
・ベルギー
・バラルーシ
・チェコ・スロバキア(ナチスにより国家解体)
・デンマーク
・エストニア
・フランス(ナチスによりフランス占領)
・ギリシア
・ガンジー島、ジャージー島
・ハンガリー
・イタリア
ラトビア
・リトアニア
・モナコ
・オランダ
・ノルウェー
・ポーランド
・サンマリノ
・ウクライナ(ソヴィエト)
・ユーゴスラビア
これを見ると、NATO設立の大きな目的が、実はドイツの封じ込めである事が分かります。
ロシア封じ込めは、第二次世界大戦後の米ソ冷戦からでしょう。
そして、1929年世界大恐慌後に一人勝ちだった国家がソ連でしたが、これまた敵国の共産主義国家ソ連のスターリンに巨額融資をして強大にしたのも国際金融財閥です。
独裁を利用して超低賃労働でソ連国民を働かせ、マネーゲームで国際銀行家たちはぼろ儲けしたのです。 そして同時に国際金融財閥はワンワールドの、ニューワールドオーダー(新世界秩序)の頂点に立とうとしたのであります。
ロスチャイルド財閥-118 スペイン内乱 誰がために鐘は鳴るhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/30a1c67008bf83cc6f850607d9906481
ロスチャイルド財閥-117 狙われたスペイン ローマ法王の警告回勅https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8d8f89b77d1f1118ca864e5ac7957ca6
ロスチャイルド財閥-116 狙われたスペイン 国王は不正選挙で追い落とされたhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/730297da08bf87887fa9aae5e6d49ada
ロスチャイルド財閥-115 狙われたスペイン スペイン史は革命テクニックの見本市https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ce7e67a7a8ce8d39c04e1ad203d366cc
ロスチャイルド財閥ー114 スペイン革命を計画するスターリンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6dcaded3aeb94a1daa35c4a62a604d1d
ロスチャイルド財閥-113 国際銀行家が指名した独裁者スターリンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c694c5ccb30bbf3f5c1b1ce5d36631fc
★★★ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d
★ロスチャイルド財閥-110 タヴィストック人間関係研究所
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/975af12e56443a4edb53ab3c8e1601a8
★ロスチャイルド財閥ー109 300人委員会組織系統図
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/41cc344769eb231f0d432ca2288af943
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (1/4)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1f87a836a42cfdcf5bc18c8a5e212fe5
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (2/4)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/40a30f12de3651f13810a90405370238
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (3/4)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/47e334f8ba710639aefdcc8d7824f9fa
ロスチャイルド財閥 今まで投稿してきた記事リスト (4/4)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b33a59636d98b97ec0575f2d8a22bd83
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・フリーメーソン・イルミナティ・秘密結社 ここまでのまとめ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d52e37f7e9a7af44f93554ed333744b3
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ロスチャイルド財閥-111 国際金融財閥の序列
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af41696ec05203f68b46d63b897e9b3d
・ロスチャイルド財閥-215 ロスチャイルド当主 ANAホテル(赤坂)プライベート会合https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/15e42c79348485224e0b9ae63ca899e4
・ロスチャイルド財閥ー224 Black Rock と親会社 Black Stone、そしてワシントンコンセンサス
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9e5f232ed05a223f6fabc318428554b7
・Bloomberg ブラックロックCEO、現代金融理論を支持せず-「くず」と一蹴https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8723862229429fc9507648b3cfd56e2
・アホの一つ覚えのMMT信者https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/edfec0faeef39871e87a42779cd369b4
・『死の商人』デュポン財閥 今まで投稿してきた記事リストhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5aed80e18c285ccaa9f5fb87e06a08ad
・日本の『死の商人』 今まで投稿してきた記事リストhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/878b15c4eaa371f00e54ec6f1fd489aa
・シャープの歴史と物語
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1f62e622090b68cdccbc94c432d5b8c3
・ト-マス・グラバー ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/659dadfd8abcded85689534cb5c627a6
★Renaissancejapanの自己紹介 記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/admin/entries?ymd=&category_id=863afcc284ad7e9435b8d005d847a1ec#block1