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世界企業のブランド価値、Appleが12年連続首位

2024-10-12 19:21:03 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


米インターブランドがまとめたブランド価値に関するランキングで12年連続で首位となった米アップル

 

 

ブランドコンサルティング大手の米インターブランドは10日、グローバルに展開する企業が保有するブランド価値を算出した2024年版のランキングを公表した。

首位は12年連続で「アップル」だったが、ブランド価値は前年比3%減と、22年ぶりにマイナスとなった。マクドナルドが3年ぶりにトップ10以内に返り咲いたほか、自動車ブランドは成長と停滞の二極化が進んだ。

 

調査は本社所在地などの主要地域以外の売上高比率が30%を超える企業が提供するブランドを対象に実施した。

今後5年ほどで見込まれる利益などを基に、ブランドが果たす役割の大きさを金額換算した。販売価格が異なることから、品目によって係数に幅を設けている。

 

 

首位のアップルのブランド価値は4889億ドルで、23年の5026億ドルから3%減少した。

マイナスとなるのは02年以来。生成AIに取り組む企業が相次ぐ中、導入スピードが他社より遅いなど足元の評価が響いたとみられる。

 

インターブランドジャパンの並木将仁社長は「足元で生成AIで稼ぐ力が低く評価されており、(ブランド価値の)確実性は減退している」という。

ただ、「ブランドの強度で考えると、開発への姿勢自体は中長期的にはポジティブに捉えられるのでは」(並木社長)との見方を示した。

 

伸び率ではフェラーリが前年比21%増と、100ブランドの中で最も大きかった。

ファッションなどライフスタイル関連の発信が増えており、「生活者目線でブランドの価値を拡張している」(同)ことが評価につながった。

 

自動車ではほかに「トヨタ」が13%増だったほか、「キア」(15%増)や「ヒュンダイ」(13%増)、「ニッサン」(10%増)も2ケタ成長だった。

一方、「テスラ」(9%減)や「メルセデス・ベンツ」(4%減)、「フォード」(3%減)は価値が減少した。「テスラ」のブランド力が突出していたが平準化し、日韓ブランドの強さがあらわれる形となった。

 

上位100社のブランド価値の合計は3兆4261億ドルで前年比約5%増だった。

2ケタ増が続いていたが、昨年から2年連続で1ケタ増にとどまっている。新型コロナウイルス禍で米IT大手が手掛けるテクノロジーブランドが大きく伸ばしたが、足元では爆発的な伸びをみせたブランドがあまりなかったという。

 

減少率ではインテルが30%減と上位ブランドの中で最も大きく減少した。

 

 

 
 
 
 
日経記事2024.10.10より引用
 
 

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