【NQN香港=福井環】
16日の上海外国為替市場で、人民元の対米ドル相場は続落した。
16時30分時点では1ドル=7.1680元と、前日の同時点に比べ0.0069元の元安・ドル高で推移している。
15日に発表された中国主要経済指標を受け、中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁が追加の金融政策の可能性に言及した。当局の金融緩和姿勢が意識され、元売りが優勢だった。
人民銀は朝方、人民元レートの基準値を前日の基準値比で元安・ドル高方向に設定していた。
オフショア市場(中国本土以外の市場)では、人民元は1ドル=7.17元台前半で取引されている。