住友電工はSAR衛星画像に特化したアルゴリズムを開発
住友電気工業と一般財団法人のリモート・センシング技術センター(東京・港)は、不鮮明な自動車の衛星画像を高精度に解析できる技術を共同開発した。
曇りなど天候や昼夜を問わず観測できる「合成開口レーダー(SAR)衛星」を通じて鮮明な画像を得られる。デジタル地図を組み合わせることで交通状態などを把握するシステムの実用化につなげる。
SAR衛星は電力、通信インフラがなくても遠隔から道路や駐車場などの状態を把握できるが、画像データは不鮮明になりがちだった。
だが、新開発の画像解析用アルゴリズムを使えば、輝度のムラなく高精度な画像を得られる。道路や駐車場での車列の向きに着目し、物体を正確に検出できるよう独自にプログラムされているという。
日経記事2025.2.4より引用