先週末 横浜美術館へ・・・
三渓園へは 四季折々訪れて 美しい庭園の 桜・紅葉・梅・・・を観賞しながらカメラに納めています
原三溪( 富太郎)が生涯に購入した美術品は 5000点を超えるそうです
今回はその中の150点の展示でした
《孔雀明王像》
平安時代後期 国宝
絹本着色・一幅、147.9×98.9cm、 東京国立博物館蔵
尾形光琳 《伊勢物語図 武蔵野・河内越(かわちごえ)》MOA美術館蔵
右幅に「伊勢物語」の第23段 筒井筒 後半の挿話 河内越の場面
左幅に 同第12段 武蔵野の場面が描かれています
《志野茶碗 銘 梅が香》
桃山時代 五島美術館蔵
無地志野の茶碗
山渓が晩年まで愛用していた茶碗だそうです
荒いロクロ目と 志野の釉薬の色 形 素晴しい・・・
下村観山 《弱法師(よろぼし)》
左右共 186.4×406.0cm 東京国立博物館蔵
偽りの告げ口により父に捨てられ 盲目となって諸国を放浪していた俊徳丸
西方浄土に沈む太陽を拝し 極楽浄土を観想する場面が描かれているそうです
大きく枝を広げた梅樹は 三溪園の臥竜梅(がりょうばい)をモデルに描かれたものと言われています
下村観山は 山渓が最も寵愛した画家
観山の絶頂期を示す作品
大作を目にして・・・しばし立ちすくみました
地を這うような美しい臥竜梅の奥に立ち 真っ赤に沈む太陽に祈願している姿に胸を打たれました
時を経ても 今も私たちはそう願っているのですから・・・
素晴しい作品でした
原三溪 《鵜飼と金華山》
昭和初期 絹本淡彩 132.2×32.5cm 岐阜市歴史博物館蔵
山渓はアーティストでもありました
故郷長良川の鵜飼を 金華山にそびえる岐阜城の天守とともに描いた作品
詠まれた漢詩の書も素晴しいですね・・・
150点の美術品や古器物 そして三渓園へ移築された古建築・・・
製糸家で富を築き 巨費を投じて収集された作品の数々
山渓のアーティストとしての才能もさることながら 収集家としての才能にも感銘しました
あの緋色に染まる三渓園の紅葉
今年も楽しみです
同時開催のコレクション展から・・・
いのちの木
浅井 祐介
壁面に描かれたいきものたち
はだかの王様 桂 ゆき
春少女 奈良美智
写真展から・・・
フランス独立記念日に歓喜する群衆
初夏から 少し美術館へも遠のいてしまっていましたが
こうして訪れ 目にした絵画や美術品の時代背景や 作品への情熱を感じると
また心が豊かになります
先人達の偉大な芸術の数々・・・ほんとに素晴しい!
Madame K
いつも詳しく説明も載せて下さるのでこうして拝見するのがとても楽しみです^^
絵画に疎い私でもなるほどね〜って想いながら。。。
いのちの木、この壁一面の壁画はすごいですね!
季節も夏から秋へと少しづつですが変わりつつあります。
マダムのライフスタイルの一つの美術館巡りもこれからが楽しみですね〜^^
なんて素敵なのでしょう(*´▽`*)
美術館で休日を過ごしたくなりました。
行ってしまえば美術館では涼しく過ごせて楽しいのだけど、そこまで行こうという気力がね~
こうして興味を持って美術品を鑑賞して、益々マダムの感性が磨かれるのね。
命の木、見ていると元気になれそうですね。
遠くの美術館巡りも 夏は・・・笑
横浜美術館で以前から開催されていたのですが ようやく鑑賞してきました
この いのちの木 は広い展示室のアールの壁一面に描かれていて すごいスケールでした
原三渓の美術品も見事で!
秋になると またいろんな美術館へ出掛けるのが楽しみです
いのちの木のアートは ダイナミックに壁一面に描かれていて
動物や草花の躍動感あふれる作品でした!
ほんとに!
ようやく少し猛暑も治まって 美術館巡りも楽しみになりましたが
出掛けるのも・・・そう電車で~が暑いと気力がありませんでした
山渓の美術品も時々 三渓園でも見ていますが 今回は見応えのある素晴しい作品が展示されていました
いのちの木は 流動的でダイナミック
元気になれる壁画でした!