渇望

このマンションに越してきたとき、すでに亡くなっていた母方のばぁちゃんの遺品のタンスと鏡台をもらった。

ばぁちゃんは明治４５年生まれで１８歳ぐらいで結婚していて、その時の花嫁道具の一つだったのが、タンスと鏡台。

義叔母はばぁちゃんのタンス（←引き出しが破損していた）と鏡台は処分すると言っていたので、是非に！ともらうことにしたのだ。

亡きおかんも私も、当たり前のように桐のタンスだと信じていたんだけれど、実はぺらっぺらの桐の板が、別の木板の上に貼りつけてある合板と判明w

時代は昭和になったばかりのころだし、軍事に力を入れていたころだし・・・。物資は乏しいわな・・・。

そんなわけで洗いと修理に出して（現物より洗いと修理の方が高いけどいいの？と言われたw）、現在もまだ現役のばあちゃんのタンス。

 

そのばあちゃんのタンスに興味を持ったのがいなりでして。

 

とにかく舐める。

ｻﾞﾘｻﾞﾘｻﾞﾘｻﾞﾘｿﾞﾘｿﾞﾘｻﾞﾘｻﾞﾘ木と表面を舐めるんですよ。

しかも恍惚としている。

アル中が酒を前にした時のような眼をして舐めている。

 

最近は、もっと刺激を求め、とうとう引き出しの中まで舐めたがるようになってしまった。

 

結果、引き出しを開けさせられ、いつもこんな感じにさせられているw

 

 

この開いた引き出しにすっぽりとおさまって、内側をザリゾリザリゾリザリゾリザリゾリ。

そんな時はもこもこと動くお尻しか見えないけど、間違いなく尻が恍惚としている。

 

他の家具の木はニスとか塗っていない木でも舐めない。ばぁちゃんのタンスだけしか反応しない。

ナニカいけないものでも燻されて成分が沈着しているんだろうか。

 

何度か動画や写真を撮ろうとチャレンジしているんだけど、カメラを向けるとそそくさと逃げ出してしまう。

ナニカいけないことをしているという自覚はあるんだろうw

 

【肉球見せたるから、もう黙っとけ、の図】