風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

みちびきたずねて東海へ 2-1

2014-09-14 | 中部(東海)
1-2からの続きです。

夜のうちに、暑さを感じて目覚めました。
窓を開けると、波の音がダイレクトに響きます。
そして涼しい海風が部屋の中に入ってきました。
ああ、海辺にいるんだなあと思います。
換気をしてから、また窓を閉めて、再び眠りに入りました。

朝はさわやか。この日も晴天です。
明るくなってから見ても、やっぱり貝だらけの宿。埋もれそう~。



夕食に続いて、朝食もヘルシー。
長生きできそうな磯料理をいただいてから、出発しました。



○ 白亜の灯台

岬や半島好きのQちゃんに灯台好きの私。
ナイスマッチングですよね。
ここは渥美半島。先っぽには灯台があります。
これを見ずして、離れるわけにはいきません。



もともと半島の先近くの宿だし、フェリー乗り場もすぐ。
早めに向かって車を駐車場に入れ、辺りを散策します。
現役の灯台は、岬の丘の上にちらちら見えますが、モダンすぎていまいち旅情が湧きません。
引退した灯台を目指して遊歩道を歩いていくと、波打ち際に白亜の灯台がありました。



この日も天気がすこぶる良くて、まぶしいほどの日差しの強さ。
まだ夏色を留める海の青さと灯台の白さがマッチしていました。
釣りをする人、泳ぐ人。夏休みそのままです。



○ 特産はメロン

フェリーに乗り込む車が行列を作っていました。
メロンソフトクリームをなめながら、車の中で乗船時間を待ちます。



この辺りではメロンが特産なので、食べたくなっちゃったのです。
まあ、ソフトクリームにここのメロンは使われていないと思いますが、まあ気分、気分!



ほとんど交通量のない半島なのに、フェリー乗り場にはたくさん車が来ていて、驚きます。
連休だから?
前に金谷フェリーに乗った時には、港はもっと静かでしたが。



Qちゃんが、「フェリーに車で入るの、初めて!ドキドキする~」と言っています。
わたしは、金谷フェリーで房総半島に渡った時以来。
トルコで、観光バスごとフェリーに乗ったこともありました。
デンマークでは、電車の車両ごとフェリーに乗ったことがあったような?



時間が来て、乗船。ほぼ隙間なく、びっしりと並べて停めます。
私たちの車の後ろにはベンツが停まったので、(大丈夫かな?ぶつからないかな?)とヒヤヒヤしました。

客席も混んでいました。やはり連休だからでしょうね。
海は凪いでおり、全く波は立っていません。

昨日スパを訪れたホテルの前を通って行きました。
砂浜のメッセージまでは、見えませんでしたが。



みるみる遠くなっていきます。



フェリーっていいですね。のんびりしていて。車まで運んでくれて。
海を満喫できます。



○ 青い羽根募金

船内の案内所の前を通った時に、なにか青いものが目の端に残りました。
気になって戻ってみると、それは青い羽根でした。



青い羽根!赤でも緑でもなくて、青!
考えてみたらあってもよさそうですが、今まで見たことはありません。
あるんですね~。
しげしげと見入りました。
青い羽根募金とは、海での遭難者の救助にあたる約54,000人のボランティアの方々を支援するための日本水難救済会の募金だそうです。
ボランティアが救助活動を行っているんですか!海猿ボランティア。
もっと認知度が上がってもよさそうです。

○ 鳥羽に到着

1時間のゆったりとした海旅を終え、鳥羽に着きました。
舟を降りると、一気に観光地の空気が漂います。
観光客も、渥美半島とは比べ物にならないほどに増えて、にぎやか。
リゾート地っぽいワクワク感にあふれています。



鳥羽に来たのは、これが初めてです。
最近、真珠の歴史について学ぶことがあって、御木本幸吉に興味津々の私。
ミキモト真珠島にある「真珠博物館」に行きました。



日本の養殖真珠業の本は読みましたが、「御木本幸吉記念館」で実際にパネルで解説してもらうと、わかりやすく勉強になります。
養殖真珠の作り方が謎でしたが、実演も含めての解説で、よくわかりました。



御木本さんは戦いの一生。よくあきらめることなくがんばったなあと思います。
彼の苦労だらけの若かりし頃を描いたアニメを見ていて、涙が止まらなくなりました。
いい奥さんに恵まれたのも、養殖成功につながったんだと思います。



彼はエジソンと会っていました。世紀の発明家との邂逅!

展示館には贅を凝らした真珠の工芸品が並べられ、販売コーナーでも目移りするばかりでした。
やっぱり真珠といったら女性のあこがれ。きれいな真珠をたくさん見られて、二人でため息をつきます。



○ あまちゃん

外では海女さんの実演を見ました。二人の海女さんが海中に潜って、真珠とりのデモンストレーションをしてくれます。
水族館のイルカのショーのような雰囲気で、観客席には黒山の人だかりができています。
『あまちゃん』人気冷めやらぬ時期ということもあって、大人気でした。





最後には小舟に乗り、拍手喝采の観客に手を降って去っていったあまちゃんたち。



建物内には、あまちゃんの格好をしたくまのぬいぐるみがいました。



レストランがあって入ろうとしましたが、混雑時は調理に時間がかかると書いてあったので、諦めました。
島の中には真珠神社もあり、二人でお参りしました。



2-2に続きます。

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