その1からの続きです。
● 山のペトリコール
雨は一瞬だけ止んだのかと思いましたが、どうやら完全に上がったようです。
雨雲の色が薄くなり、空が明るくなってきました。
少し前までは、かなりモノトーンに近い世界だったのが、新しく色づき出しています。
白くなってきた雲が、今度は少しずつほどけていきます。
雲が山にかかって、幻想的。
窓を開けると、高山のすがすがしい空気が入ってきます。
雨上がりに立ち上る匂いを「ペトリコール」ということ、ご存知でしょうか。
普段知っている、町の中のペトリコールとは格段に違う、爽やかな香りに辺りは包まれています。
外国のハイランドにいるような気分です。
● 久しぶりの青空
とうとう青空が広がって、雲の隙間から日が射してきました。
宮城にいる間は見られなかった太陽。
あなたの光を待っていたわ。
見る見るうちに、周りは明るくなっていきます。
● 天使のはしご
雨上がりに見られるダイナミックな空の変化。
自然の中にいるので、たっぷりと堪能しました。
雲の切れ間から、天使のはしごが降りています。
ペトリコールに天使のはしご。きれいな自然の恵みです。
眺望を楽しみながら山を下りて人里に着いた頃には、空はすっかり晴れ上がっていました。
● 会津東山温泉
どんどんにぎやかな辺りに入っていくと思ったら、会津若松の駅の近くにさしかかりました。
会津を訪れるのは、初めてです。お城を見るのが楽しみだなあ。
この日の宿、「会津東山温泉 原瀧」へ。
ルビーは予定時間内に着けるか、気にしていましたが、雨の山越えもなんのその、運転の正確さで、予定よりも早く到着しました。
● DO・小原庄助
旅先では神社と温泉にこだわるというルビー。
東山温泉は有名どころですね。和室の部屋も素敵。窓の下には滝川が流れています。
「会津磐梯山」の歌で、小原庄助さんが
「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上(しんしょう)つぶした」と歌われるのが、この温泉だとか。
身を持ち崩すほどスゴイなら、私たちもしっかり朝湯に入らなくちゃ!
DO★庄助!
というわけで、荷物を置いて、さっそく温泉へと向かいました。
温泉に入るのは、8月1日に伊豆で入った伊東温泉以来。
あのときは猛暑の中でのお湯だったなあ。
今回はそこそこ涼しく、露天に入ると空気が冷たく感じます。
源泉掛け流しのお湯で、すっかり温まりました。
● 会津料理ディナー
お風呂から上がって部屋でのんびりしていると、夕食の時間がやってきました。
浴衣姿で会場へ向かい、半個室に通されます。
ほかの人の目がないので、気楽です。
豚しゃぶに会津料理のバイキングが待っていました。
オクラの花って、咲いているのを見るばかりでしたが、食べられるのねー。
(いつもの)実と一緒にいただいきました。
会津そば。おいしいことはわかっていますよ~。
いただきます~。
ドーンとまぐろのおかしらがありました。
立派!この山あいの地で見るとは思いませんでした。
● 郷土料理は山の幸
いわしのうに和えやにしんの切り込みなど、郷土料理が並びます。
どれも初めての味。少しずつ取り分けます。
前日は宮城の沿岸にいたので、新鮮なお刺身三昧。
今いる場所は山間の温泉どころなので、料理もおもしろいほどがらりと変わります。
ところ変われば、ですね。
会津のお酒がずらり。こんなにあるんだ~。
でもルビーは、氷点下のスーパードライを飲みました。
一番気に入ったのが、この安納芋の蒸しスイーツ。
鹿児島のお芋なので、郷土料理と言えるのかはわかりませんが…。
周りを気にせず、ルビーとさし向かいでゆっくり食事をとりました。
部屋に戻って、おなかが落ち着いた頃に、再び温泉へ。
10時過ぎたからか、湯船には誰もおらず、広々と貸し切り状態。
露天風呂は、間接照明でライトアップして、幻想的でした。
すぐそばを流れている川が源泉だそう。
もう、秋の虫がチリチリと鳴いていました。
● ふしぎな巡り合わせ
部屋に戻ってのんびり、ごろごろ。
最初は1泊2日の予定で組んだ今回の旅程でしたが、2泊にのばして、帰りに会津で一泊することにしました。
旅の前は、まだルビーの顔も知らず「一緒に宮城に行くの、大丈夫かな?」と思っていましたが、やりとりをしているうちになんとなく波長が合って、彼女と二人で同室に泊まって一緒に過ごすことも、自然にできそうな気がしたからです。
こういうところが、レーちゃんがいう「性善説」?
せっかくなので、もうちょっと一緒に過ごしてみたいなと思ったからですが、ルビーは「すべて見えない力に引き寄せられたんだよ」と言います。
そうなんだ。すごいなあ。
多賀城の友達は、お互い思春期だったからか、不思議な感じのつながりの人が多いです。
彼女もまた、そうなのかなと思います。
● チャーミィの卒アルテロ
くつろいでいたら、ルビーが「卒アル画像が届いたよ」と転送してくれました。
チャーミィが、卒業アルバムの自分の載っているページを彼女に送ったのです。
卒アルがない彼女への優しさというのはわかりますが・・・。
同じページに、私も写っているんですね~。
「ギャー!これは世に出してはいけないもの!」と飛び起きて、さっそくテロリスト・チャーミィに連絡を取り、ブーブー文句を言いました。
さらっと笑って流されました。
帰りの道中も、そして寝に着くまでも、2人でいろいろな話をしました。
ある意味まだ会ったばかりの人と、こんなに心地よく密に過ごしているなんて、なんだか本当に不思議な旅です。
3日目に続きます。
● 山のペトリコール
雨は一瞬だけ止んだのかと思いましたが、どうやら完全に上がったようです。
雨雲の色が薄くなり、空が明るくなってきました。
少し前までは、かなりモノトーンに近い世界だったのが、新しく色づき出しています。
白くなってきた雲が、今度は少しずつほどけていきます。
雲が山にかかって、幻想的。
窓を開けると、高山のすがすがしい空気が入ってきます。
雨上がりに立ち上る匂いを「ペトリコール」ということ、ご存知でしょうか。
普段知っている、町の中のペトリコールとは格段に違う、爽やかな香りに辺りは包まれています。
外国のハイランドにいるような気分です。
● 久しぶりの青空
とうとう青空が広がって、雲の隙間から日が射してきました。
宮城にいる間は見られなかった太陽。
あなたの光を待っていたわ。
見る見るうちに、周りは明るくなっていきます。
● 天使のはしご
雨上がりに見られるダイナミックな空の変化。
自然の中にいるので、たっぷりと堪能しました。
雲の切れ間から、天使のはしごが降りています。
ペトリコールに天使のはしご。きれいな自然の恵みです。
眺望を楽しみながら山を下りて人里に着いた頃には、空はすっかり晴れ上がっていました。
● 会津東山温泉
どんどんにぎやかな辺りに入っていくと思ったら、会津若松の駅の近くにさしかかりました。
会津を訪れるのは、初めてです。お城を見るのが楽しみだなあ。
この日の宿、「会津東山温泉 原瀧」へ。
ルビーは予定時間内に着けるか、気にしていましたが、雨の山越えもなんのその、運転の正確さで、予定よりも早く到着しました。
● DO・小原庄助
旅先では神社と温泉にこだわるというルビー。
東山温泉は有名どころですね。和室の部屋も素敵。窓の下には滝川が流れています。
「会津磐梯山」の歌で、小原庄助さんが
「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上(しんしょう)つぶした」と歌われるのが、この温泉だとか。
身を持ち崩すほどスゴイなら、私たちもしっかり朝湯に入らなくちゃ!
DO★庄助!
というわけで、荷物を置いて、さっそく温泉へと向かいました。
温泉に入るのは、8月1日に伊豆で入った伊東温泉以来。
あのときは猛暑の中でのお湯だったなあ。
今回はそこそこ涼しく、露天に入ると空気が冷たく感じます。
源泉掛け流しのお湯で、すっかり温まりました。
● 会津料理ディナー
お風呂から上がって部屋でのんびりしていると、夕食の時間がやってきました。
浴衣姿で会場へ向かい、半個室に通されます。
ほかの人の目がないので、気楽です。
豚しゃぶに会津料理のバイキングが待っていました。
オクラの花って、咲いているのを見るばかりでしたが、食べられるのねー。
(いつもの)実と一緒にいただいきました。
会津そば。おいしいことはわかっていますよ~。
いただきます~。
ドーンとまぐろのおかしらがありました。
立派!この山あいの地で見るとは思いませんでした。
● 郷土料理は山の幸
いわしのうに和えやにしんの切り込みなど、郷土料理が並びます。
どれも初めての味。少しずつ取り分けます。
前日は宮城の沿岸にいたので、新鮮なお刺身三昧。
今いる場所は山間の温泉どころなので、料理もおもしろいほどがらりと変わります。
ところ変われば、ですね。
会津のお酒がずらり。こんなにあるんだ~。
でもルビーは、氷点下のスーパードライを飲みました。
一番気に入ったのが、この安納芋の蒸しスイーツ。
鹿児島のお芋なので、郷土料理と言えるのかはわかりませんが…。
周りを気にせず、ルビーとさし向かいでゆっくり食事をとりました。
部屋に戻って、おなかが落ち着いた頃に、再び温泉へ。
10時過ぎたからか、湯船には誰もおらず、広々と貸し切り状態。
露天風呂は、間接照明でライトアップして、幻想的でした。
すぐそばを流れている川が源泉だそう。
もう、秋の虫がチリチリと鳴いていました。
● ふしぎな巡り合わせ
部屋に戻ってのんびり、ごろごろ。
最初は1泊2日の予定で組んだ今回の旅程でしたが、2泊にのばして、帰りに会津で一泊することにしました。
旅の前は、まだルビーの顔も知らず「一緒に宮城に行くの、大丈夫かな?」と思っていましたが、やりとりをしているうちになんとなく波長が合って、彼女と二人で同室に泊まって一緒に過ごすことも、自然にできそうな気がしたからです。
こういうところが、レーちゃんがいう「性善説」?
せっかくなので、もうちょっと一緒に過ごしてみたいなと思ったからですが、ルビーは「すべて見えない力に引き寄せられたんだよ」と言います。
そうなんだ。すごいなあ。
多賀城の友達は、お互い思春期だったからか、不思議な感じのつながりの人が多いです。
彼女もまた、そうなのかなと思います。
● チャーミィの卒アルテロ
くつろいでいたら、ルビーが「卒アル画像が届いたよ」と転送してくれました。
チャーミィが、卒業アルバムの自分の載っているページを彼女に送ったのです。
卒アルがない彼女への優しさというのはわかりますが・・・。
同じページに、私も写っているんですね~。
「ギャー!これは世に出してはいけないもの!」と飛び起きて、さっそくテロリスト・チャーミィに連絡を取り、ブーブー文句を言いました。
さらっと笑って流されました。
帰りの道中も、そして寝に着くまでも、2人でいろいろな話をしました。
ある意味まだ会ったばかりの人と、こんなに心地よく密に過ごしているなんて、なんだか本当に不思議な旅です。
3日目に続きます。
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