怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日没後の食事「イフタール」

2014年07月20日 | ドイツ生活の外国
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ブログ記事にするために調べて、初めてこの言葉を知った。イフタール。ただいま断食月真っ最中。
去年よりさらに夏至に近づいているイスラム断食月だ。高緯度地域に住むイスラム教徒は死に物狂いだろう。
今年のドイツは約30日間ずっと21時過ぎに食事開始のイフタール。今月28日までだ。

席に着くと、スープが出される。スープを食べ終えるとその同じ皿で米飯と野菜や肉の煮込みを盛ってくれた。

食堂には6人掛けのテーブルが20台くらいあって、それぞれのテープルには下の4枚の写真のものがあらかじめ並べられている。

ペットボトルの水や清涼飲料水、パンが盛られた皿、なにやらヨーグルトのソースのようなものが入ったスープ皿・・・・

プラムの小さいもののような果実、デザートのおっそろしく甘い菓子。
各自、好きなように取っていいのだ。

近くにイスラム教のモスクや施設があったら尋ねてみて欲しい。
イフタール無料食事会があるかどうか、を。無料で食べることができるのも嬉しいが、集まってくるイスラム教徒と一緒に食事をする半時間ほどで、彼らを少々知ることができるからだ。
異人種の私が入ってきても、あまり気にとめることも無く、でも静かに気を遣っていて「ここに座ったら?」とかスープが終わった時点でさっとスープ皿を取られて次の料理を盛られたり「どうぞごゆっくり」と別の席からやってきて話しかけられたり、普段、街中で接する頭巾姿の女性たちとは全然違う彼女らと接触することができるのだ。



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施設の乱雑さ、手作り下足箱のへたくそさ、などを見ると、ドイツではなくて他の国にいる感覚にもなれるぞ!
食事会場は男女別なので、男性の食堂はどんな雰囲気なのかは想像できない。「細かい気遣い」は無理かな?
一人でも多くの非イスラム教徒の人たちにイフタールを経験してもらいたい。相互理解をちょっとでも、と願う私。