表題の波長は電波時計でも使われている標準電波の波長です。
福島県のおおたかどや山標準電波送信所からの送信が40KHzで波長7500m、
佐賀県のはがね山標準電波送信所からの送信が60KHzで波長5000mです。
当地、札幌では(当局の設備では)、夏場ですと、夜の8時ころになると、まず、遠い佐賀県からの電波が聞こえ始めます。福島県からの60KHzが聞こえるのは、本当に深夜になってからです。
どちらの送信所も50KW出力、アンテナ効率25%という設備なので、普通に考えれば、九州より北海道にずっと近い福島からの電波の方が強く入りそうなものですが、なぜか強いのは佐賀からの電波なのです。
考えられる要因としては…
1.それぞれの周波数で受信機の感度に差がある
2.それぞれの周波数でアンテナの感度に差がある
3、周波数による電波伝搬状況に差がある
4.その他
さて、何が原因なのでしょうか?
当局は3>2>>1の順番ではないかなあと思っています。周波数では「たった」20KHzの差ですが、波長にすると何と2500mも違います。また、同じアンテナなら、波長が長くなればなるほど感度が落ちそうです。受信機の性能は今どきの機械ではそんなに差はないのではないでしょうか。(保証範囲外でしょうが)
ちなみに、電波時計は鉄筋コンクリートのマンションの中でもしっかり受信して時刻の校正が行われています。