いつもランチタイムに通い慣れた「ラー博ロード」。
この日はとっても、空虚な感じでした。
いつものゲート。
2014年4月11日、誠に残念ながら、「支那そばや」の店主、佐野実さんは、63歳の若さでお亡くなりになりました。
もうあのお姿をラー博で見ることが出来ないと思うと、とっても残念。
お昼時になると、あっというまに満席で、行列が出来ます。
佐野さんといえば、
まだ自家製麺がメジャーではない時代から、
ラーメン屋がスープだけで、麺を作らないのは如何なものか?
と早くから、自家製麺にチャレンジ。
ラー博の1階にも昔、製麺室があり、お客さんが製麺風景を見ることが出来ました。
日本全国を飛び回り、
自分の目で、舌で、おいしい食材を探し、
塩のコレクションも相当なものでした。
一杯のラーメンに対するこだわりは凄かった。
佐野さんの言葉には、他のラーメン職人に対するメッセージ性がありました。
お前たちも、俺について来い!
そんなストイックな「ラーメン道」だったと思います。
だから佐野さんが作るラーメンは人気がある。
佐野さんは1951年4月4日生まれ。神奈川県横浜市戸塚区出身。血液型はA型。
4人兄弟の次男として生まれ、家は貧しく、父が酒乱で、たびたび佐野さんにも暴力をふるっていたそうです。
その影響からか、ご本人もキレやすく、幼稚園を退園となったこともあるそうです。
将来の夢は「ラーメン屋か寿司屋」。
中学生時代は、新聞配達や牛乳配達のアルバイトをして小遣いを貯め、そのお金で自分でラーメン屋さんにラーメンを食べにいったそうです。
中学生の時、はじめてラーメンを作って、家族に振る舞い、美味いと褒められたそうです。
4月18日。
この日は佐野さんの告別式。
私も仕事を午前中で終わらせて、スーツ姿で見送らせて頂くことに。
霊柩車のクラクションと共に、出発。
葬儀に参列された皆さんが見送る中、佐野さんは天国に旅立たれました。
感謝、感謝。
佐野さん、ほんとうにありがとうございました。
ロッキーはまだまだ、下界でがんばります。
合掌。