【店主は和食の世界で10年間修業して独学で奥様と開業@勝田台の中華ソバ篤々(とくとく)】
今年の千葉のラーメン新店は、北総エリアがアツイですね。
6月に公津の杜にオープンした「ラーメン剛(ごう)」、8月に富里にオープンした「麺者屋ちくわ」、同じく八街にオープンした「支那そば うみ」、そして今月1日に勝田台にオープンした「中華ソバ 篤々(とくとく)」。
いずれの店主もラーメン店やそれ以外の飲食店で10年以上の修業をされた方々ばかりで、味作りの基本がしっかりとしているのが特徴。
さらにいずれのお店も自家製麺ではなくて、製麺所の麺を使用。
興味深いのが、東京の菅野製麺を利用しているお店が3店舗。先月&今月オープンのちくわ、うみ、篤々が菅野製麺。
新店ラーメン不毛地帯だった北総エリアで、同時期に複数のお店がオープンした事で配送ルートが確立、安定して麺の供給が出来るのが大きいようです。
だいぶ横道に逸れましたが、さて9月1日に京成勝田台駅から歩いてすぐの場所にグランドオープンした「中華ソバ 篤々(とくとく)」
店主の松原篤(あつし)さんは和食の世界で10年間修業された方。その後ラーメン店主から、ラーメン作りの基本を学んで、独学でラーメン店をオープン。
一番好きなラーメンは、「しば田@仙川」だそうです。
動物が好きな松原ご夫妻、ご自宅には猫7匹と犬が2匹いるそうで、ペットにご自宅を占領されてしまっているそうです。
メニューの基本は煮干しソバ(700円)。
そこに生姜を加えて、醤油を濃口から白醤油に変えてみたり、麺の大盛りは不可でその代わりに、特製(+250円)や、味付きの替え玉である「和え玉(200円)」や、煮干し出汁で炊いた「ニボだしごはん(150円)」、などでメニューにボリューム感を出しています。
卓上の味変アイテムは、柚子酢と、山椒。そう、定番の胡椒はなくて、和食の世界を追求した味変に。
初回は、生姜煮干しソバ(700円)をオーダー。
出てきたラーメンは、低温調理チャーシューが2枚、その上にはフレッシュなおろし生姜、お麩、刻み玉ねぎ、刻み三つ葉、海苔といったトッピング。麺は菅野製麺所のサクサクした煮干しのスープに良く合う中細ストレート麺。
煮干しがエグミがなくて、でも出汁の基本がしっかりした旨味を蓄えたスープで申し分なし。毎日食べても飽きません。
煮干しに生姜って合うのかな?半信半疑でしたが、おろし生姜がまた味変の名脇役。煮干しのラーメンって食べ慣れていますが、生姜が合うのは新しい発見。夏はさっぱり、冬は身体の芯から温まりそうです。
これは特製も食べたいし、和え玉やニボだしごはんもためシテみたいです。
あと2回ぐらい通わないと、篤々の全容はわかりませんね。
ご馳走様でした☆