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【麺屋ことぶき@千葉都市モノレール葭川公園駅】焼鳥屋さんがラーメン店を開業、限定のホンビノス貝を使った春塩らーめんが美味。
麺は店長の発注ミスで、地元の老舗大澤製麺製の巻
「麺屋ことぶき(以下、ことぶき)」の創業は2016年2月2日。
千葉都市モノレール「千葉みなと」にある「炭火焼 寿」の異業種参入店。オーナーの菊池さんは元々登戸にある「餃子房 じらい屋」の出身。この時のお仲間が千葉市内の某人気ラーメン店主。
このお店、一度店長が突然いなくなり、その後、退職。現在は2代目店長のワタルさんが「ことぶき」を支えています。
「ことぶき」がある一帯は千葉パルコや、三井ガーデンホテル、千葉市中央公園、千葉商工会議所もある千葉県屈指の一大商業エリア。
でも最近、千葉パルコが撤退、近隣の千葉三越も撤退して、千葉駅のエキナカを中心とした駅前エリアを除き、その周辺は急速に寂れて来ています。
その中で頑張っているのが「ことぶき」。
メニューの基本は、鶏の清湯と白湯。炭火焼寿で出していた水炊きをヒントにラーメンスープを開発。そこで出していたラーメンをベースに味を改良して、ラーメン店として開業されたそうです。
その後メニューも順調に増えて、淡麗あっさりらーめん、竹岡ライクな熟成醤油中華そば、汁なし担々麺などを提供。
そしてこの春、4月3日より1日10食限定で「ホンビノスの春塩らーめん(700円)」をリリース。
オープン当初は、創業70年の地元中央区新宿の「大澤製麺」の麺を使用していましたが、最近、船橋市の山田食品の「香麺」にシフト。
では香麺で、と思っていましたが、店長のワタルさんの発注ミスで、細麺が急遽この日だけ大澤製麺の麺になったんだそう。
これはラッキー。大澤製麺のご主人も臨時の小ロットの発注にも関わらず、わざわざ届けてくれたそうです。地元の温かい麺、私の義理の父も東京・板橋で50年間製麺所をやっておりました。現在は引退して製麺所も半世紀でその幕を降ろしましたが、義理人情のある製麺ライフで地元の中華麺業界でも評判の父でした。なので大澤製麺のオヤジさんが製麺所を大手に代えて、ことぶきを恨んだりせずに、素直に臨時の注文にも応じ更に自らの手で届けられたのは、物凄く納得なのです。自分が作った麺を大切にしているからこその所作。
僕もそういう方が作った麺をいただきたかった、発注ミスありがとう!と言いたいです。
ホンビノスの貝出汁を丁寧に抽出したワタル店長の塩スープに、若干柔らかめの中細ストレートの大澤麺がとっても良く合っています。昔ながらの美味しい麺、義理の父が毎朝早朝から機械で打っていた愛情を注いだ麺にそっくり。涙が出るくらい美味い!
店長、ごちそうさまでした、また発注ミスしたら呼んで下さい!
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