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火曜日の朝、おはようございます😃
【いわば松戸の京都銀閣寺の佇まい、18年目の営業に入った「味処 むさし野@松戸新田」】
「むさし野」の創業は2001年2月26日。
和食出身の店主が、ゆっくりと地元のお客さんにラーメンを楽しんで欲しい、そんな意味も込めて、駅からも離れて、大通りとは一歩隔てた住宅街の一角に専用の駐車場も持たずに、看板もなく、隠れ家のような佇まいでひっそりとオープン。
でも評判は瞬く間に広まって、すぐに松戸の夜の人気ラーメン店へ。
今は濃厚なラーメンが流行る時代、麺も太ければ、太いほど、評価が高かったりします。
そんな時代を店主はきっと鼻で笑い、和食の技法を取り入れた出汁感にこだわった淡麗系の清湯スープに、東北の製麺所からわざわざ取り寄せる平打ちの手揉み縮れ麺をラーメン、つけ麺両方に頑固に使い続けています。
むさし野が誕生した2001年は、他に本八幡の「菜」、成田の「麺や福一」と言った大御所のラーメン店が同期になります。やはり18年という営業を人気行列店として長きに渡り続けるには、1本筋の通った「ラーメン職人」としての気質、マインド、それがMUSTだということですね。
さらに松戸といえば、2006年に誕生した「中華蕎麦とみ田」が全国的に有名。
ある日、ふと思ったのが、「とみ田」と「むさし野」の関係って、きっと京都の金閣寺と、銀閣寺の関係に似ているかな?と感じました。
いつも表舞台に立ち、人気があるのが金閣寺、でもいぶし銀で渋い立ち位置なのが銀閣寺。
ロッキーは金閣寺も銀閣寺も大好きです。
3月3日の雛祭りの日に、女性客や、子供のお客さんに「雛あられ」を配るむさし野、何か人生の「侘び寂び」を感じさせて、とっても好きです。
この日の限定の「生姜そば(880円)」は確か4、5年前から寒いこの時期に登場する評価の高い限定のラーメン。身体の芯からポカポカと温まる、結構生姜が立っている美味しいラーメンです。
そしてみんなが注文する「季節のご飯(300円)」は、ローストビーフ、帆立の酒蒸し、真鯛の松皮造り、金平牛蒡、炙ったタラコの豪華5種盛り。
これだけ手の込んだミニ丼が、日替わりなのも嬉しいサービスですね。早めに売り切れてしまいます。
食べ終わって、余韻に浸りながら、みのり台まで歩いて帰りました。
そう「余韻」を楽しめるラーメン店、それが「菜」だったり、「麺や福一」だったり、「むさし野」だったりします。名店の定義かも!?
ご馳走様でした!