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【マルタイ VS ばくばく、内房をアツ〜く盛り上げる太田和ラーメンブラザース】
ご紹介するラーメン店は、木更津出身の太田和兄弟がそれぞれ経営する、「千葉房総 麺のマルタイ(兄経営)」、「自家製麺ばくばく(弟経営)」です。
元々太田和兄弟は、都内の有名ラーメン店でそれぞれ修業。いずれは故郷木更津でラーメン店を開く夢を兄弟で実現。2011年5月1日、木更津に「自家製麺ばくばく」を創業。類稀なるセンスを持った太田和優&駿兄弟は、その年の第12回TRY新人賞(東日本エリア)を受賞。
その後、兄は同じ木更津市内に、「濃厚らーめん ブタソバ屋」を2013年11月創業。ばくばく同様自家製麺を軸に、内房の「こってりマニア」を引きつける濃厚らーめんを創作。味の変化も好きに楽しんで欲しいと、7種類の卓上調味料、10種類のトッピングで、こってりマニアからアツい支持を受けました。
その後兄は、同地に、100年続くラーメン店を目指して、「千葉 房総 麺のマルタイ」を2016年2月9日にオープン。
こちらのコンセプトも自家製麺、無化調、しかも修業先ばりの手揉み麺を創作。よりスープに馴染む美味しい麺の為には、手間を惜しまず、毎日打ちたての麺をその日の内に一玉づつ愛情を込めて手揉みしています。細麺にも変更可能。
メニューのラインナップは、背脂のこく煮干しらあめん、マゼソバ、豚骨魚介つけ麺、あっさり煮干しらあめん。その中で最近の人気ナンバーワンは「背脂のこく煮干しらあめん(730円)」との事で、その脂多めを注文。
出てきたらあめんは、背脂たっぷり、でも煮干しの香りと、背脂の甘さ、そしてランダムな形状の自家製手もみ太麺が、ドンブリの中で良いハーモニーを奏でていて、とても美味しい。
味変の7種類の香味油は、背脂に合うのがニンニク油と、エビ油との事でテイスティング。確かに個性的な味に変化。大変満足な、らあめんでした。
たまに臨時休業して日帰りでラーメンツアーにもいくそうで、前回東北に行って、何か味のヒントをもらったようで、もしかすると新しいラーメンが登場するかも。フェイスブックのファンページを要注目。
続いて、弟の太田和駿さん。
若干20歳でラーメン店長デビューした駿さん。5年経ちすっかり貫禄が出てきました。
オープン当初は、ラーメンとつけ麺が半々ぐらいの感じでしたが、5年経ち、ばくばくは「つけ麺専門店」になった感じです。つけ麺の種類が、濃厚つけ麺、濃厚辛つけ麺、濃厚黒つけ麺、あっさりな煮干し醤油つけ麺の計4種類。
その下に醤油らーめん、生醤油と比内地鶏の油そば、となります。
私が訪れた9月は、ちょうど「新麦」の季節。
その年収穫された新麦が約1ヶ月間楽しめるそうで、未食の濃厚黒つけ麺(880円)を並盛り(200g)でお願いしました。
濃厚黒つけ麺はツケダレがユニーク。黒いマー油に、更に竹墨もプラス。
大変コク深い一杯で、太い自家製麺がまたモチモチ、少し柔らかめの茹で加減は、店主の「麺はアルファ化しないと美味しくない!」という主張の表れ。麺が美味しいから同料金の大盛り(300g)、特盛り(400g)でもペロリといけちゃうかも。ばくばくはスープ割りの「割りスープ」も美味い!
丁度「ラーメンウォーカー千葉」最新号の取材にも同行、醤油ラーメンは動物系出汁不使用に進化。香油は極上の比内地鶏の鶏油。至高の一杯でした。
お二人とも個性的なラーメンを内房で展開してますね。
兄弟であり、お互いがライバル、これからも動向が気になる、要定点観測な内房2軒でした。
ご馳走様でした☆