【閉店】【花キッチン@千葉県大網白里市】
2015年いっぱいで閉店を決めた千葉県民の憩いのオアシス、花キッチン。
創業は2003年4月、先月12周年を迎えましたが、残念ながら13周年はないということです。
元々店主の成清茂さんは、神奈川県内の会社に勤務するラーメンサラリーマンでした。自宅を現在の場所に購入して住んで、神奈川県まで遠距離通勤をしていましたが、ある時身体を壊されて、趣味の料理の腕を生かして、独学で奥様の邦子さんと自宅でラーメン店をやることを決意。美味しいラーメンがあれば、わざわざ神奈川県に食べに行って夫婦で勉強されたそうです。
「花キッチン」のコンセプトは、身体に優しいラーメン。
なので、出来るだけ地元の無農薬、無添加の食材を使い、手間暇かけて、愛情たっぷりに地産地消のラーメンを提供して下さっています。
注文は「完全オーダーメイド」。
味は醤油か塩、冬場は味噌もセレクト可能、醤油ダレは千葉県産「たまさ醤油」を使用、麺は茂原市の三浦家製麺の細麺か、太麺が選べます。麺に使うかん水は内モンゴル産を指定。チャーシューは房総ブランド豚の「房総ポークC」を使ったバラのロールチャーシューか、もも肉のチャーシューを選べます。ワンタンなども作り置きせず注文のたびに作ります。常に最高の状態でお客様に提供。水はセラミックのお水を使用。
ここまでのこだわりは「ラーメンの鬼」佐野実さんに通じるものがあります。
3年前の取材で、ご主人が「どうやってうまく店を閉めるか」それが夢だとおっしゃっておりました。先月は娘さんに会いにヨーロッパをご夫婦で旅行されたそうです。
成清さんみたいに還暦を過ぎても、寄り添った仲の良いご夫婦が、私達夫婦の理想形です。
最後に毎月は行けないけど、あと、のこり夏、秋、冬、閉店までにあと3回は伺いたいです。そして記憶の中に「花キッチン」を永久保存版で残したいです。
成清さん、ご馳走様でした。
房総ラーメンツアー、2軒目コンプリート。
さあ3軒目へゴー!