酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

いざという時には

2008年03月16日 | その他
先日、現場(工場)でボヤがあった。
若手の工員が、ブレーカーを落とした瞬間に、集塵機がショートして出火した。その時、偶然現場に居合わせた私は、火を見た瞬間、手近な消火器をつかんだ。
リーダー格の人間が火を噴く集塵機を蹴飛ばし、機械から引き離したところに噴射。

工場内、粉だらけ・・・。

たいした出火じゃ無かったのだが、その後の片付けのほうが大変だった。ピンク色の細かな消化剤が、そのあたりの工作機械にみっしりと降り注いだ。
顕微鏡やドイツ製の高価な測定器が置いてある部屋には、ガス式消火器が備え付けられている。しかし、現場には普通の粉式消火器しか置いていなかった。

私が消火器を噴射したのは実は初めて。最初の数秒で火は消えたが、消化剤は途中で止まらない。
正直に言うと、火事そのものより止まらない消化剤にあわてた。火が消えた集塵機にノズルを向け続けるが、ワサワサと粉があふれ出し、エアコンの流れに乗って工場内に広がってゆく。ピンク色の粉が舞い上がる状況にアゼンとしつつ、もうこの時には後片付けのことを考えて、ワザと難しい顔をしておいた。

家に帰り、一連の武勇伝を妻に聞かせたところ、妻が言った。

「あんた、鼻の穴、ピンク。ヤギみたい」

消化剤って身体に悪いだろうか。
コメント
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